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AutoCADの最新版をリリース 「Autodesk AI」実装でデータ分析や自動化などが実現CAD(2/2 ページ)

米Autodeskは、AutoCADの2025年バージョンをリリースした。最新版は、2024版の2倍の速さで2Dファイルを開けるパフォーマンスアップとともに、Autodesk AIも本格的に実装し、自動化による作業効率の向上とCADデータの運用範囲も拡大した。

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設計プロジェクトを管理するユーザー向けの機能を強化

 Autodesk Docsとの連携強化では、AutoCAD Plant 3D 2025 はサブフォルダ内のプロジェクトでコラボレーションしたり、Autodesk Docs ビュワーとNavisworksの両方で溶接記号を表示できるようになった。また、Autodesk Docs でホストされているプロジェクトの作業時に、複数のユーザーやマシンの間でDWGファイルを自動同期する機能が、AutoCAD Architecture 2025 と AutoCAD MEP 2025のツールセットに追加した。

 ユーザーサポート機能の「オートデスク アシスタント」は、AutoCAD PlusとAutoCADの2024.1アップデートで初実装した。組み込みのパレットを使用して、ヘルプ リソースにアクセスする。

 今回のリリースでは、ジェネレーティブな応答を行うAutodesk AI搭載の対話型インタフェースが、英語版のオートデスク アシスタントに搭載した。AutoCAD上のチャットボックスに直接、機能に関する質問を投げると、解決方法を見つけられる。さらにサポートが必要な場合は、同じインタフェースからオートデスク カスタマー サポート スペシャリストに連絡し、チームとコミュニケーションを取りながら作業を続けられるサポートも用意されている。

オートデスク アシスタント
オートデスク アシスタント 提供:Autodesk

 他にも、AutoCAD Plus 2025とAutoCAD 2025で、コマンドの開始後にハッチングの境界を描画するオプションに加え、Esriの地理情報プラットフォーム「ArcGIS(アーク ジーアイエス)」のベースマップ(背景地図)をCADのプロジェクトに組み込めるなどの機能も拡張している。

 2025年版の価格は1年サブスクリプションで、AutoCADが7万1500円、AutoCAD Plusが23万1000円(全て税込み)。

「ArcGIS」のベースマップ読み込み
「ArcGIS」のベースマップ読み込み 提供:Autodesk

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