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「豆図付き黒板」をAIが10秒で作成、「ANDPAD」の新機能現場管理

アンドパッドは、配筋リストから豆図付き黒板作成をAIで作成する「黒板AI作成」機能の提供を開始した。

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 アンドパッドは、配筋リストのPDFファイルから豆図や黒板へ記載する内容の画像やテキストを、AIで自動検出して黒板を作成する「黒板AI作成」の提供を2024年3月21日に開始した。従来手作業で行っていた配筋リストからの豆図付き黒板の作成を、AIで自動化することにより、業務効率化に寄与する。

黒板内容は配筋リストから自動で読み取り、手動修正が可能

 黒板AI作成は、配筋リストのPDFファイルからAIにより、自動で豆図付き黒板を作成できる機能。開発時の効果検証では、豆図付き黒板の作成時間を1枚あたり約10秒に短縮した。

 作成手順は、配筋リストを含む図面のPDFファイルをクラウドにアップロードするだけで、AIが豆図と黒板内容を自動検出する。手動で切り取り位置を調整し、黒板レイアウトを選べば、後は自動で豆図付き黒板が生成される。作成した黒板は、施工管理アプリ「ANDPAD」の該当案件内に保存されるため、すぐに現場で撮影できる。

「黒板AI作成」のイメージ
「黒板AI作成」のイメージ 出典:アンドパッドプレスリリース

 マンションやオフィスビルなど大型建築物の施工では、工事写真の撮影のために、豆図付き黒板作成業務の効率化が求められている。従来は、配筋リストからの豆図画像の保存や黒板内容の転記は1カ所ずつ手作業で行っており、大規模な建築現場では1現場で1万枚以上の黒板作成が必要になることもあるため、豆図付き黒板の作成に多くの時間がかかっていた。

 黒板AI作成を利用することで、豆図画像の保存や黒板内容のテキストの転記作業をAIで自動化し、豆図付き黒板作成業務の効率化が実現する。

 黒板AI作成は、黒板作成から、黒板付き写真撮影、写真整理、写真台帳作成まで一元管理する「ANDPAD黒板」のオプション機能で、標準となる「ANDPAD施工管理」に加えて別途契約が必要になる。

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