調査リポート
近年の賃料高騰に関する意識調査「賃貸価格の上昇に不安7割強」:調査レポート
リノベるは、近年の賃料高騰に関する意識調査の結果を発表した。賃貸価格が高騰していると感じている回答者が6割弱、賃貸価格が上がることに対して不安を感じている回答者が7割強となっている。
リノベるは2023年9月、近年の賃料高騰に関する意識調査の結果を発表した。
調査は、東京都で賃貸マンションに居住中の20〜50歳の男女を対象にWebアンケートを実施したもの。2000人が回答している。
住宅選びの重視ポイントは賃貸でも購入でも「費用」と「間取り」
「賃貸価格が高騰していると感じますか?」という質問に対しては、「はい」が59.3%となった。次いで「どちらでもない」が27.7%、「いいえ」が13.0%となっている。
「今後賃貸価格が上がることに対して不安を感じていますか?」という質問に対しては、71.4%が「はい」と回答した。
今後賃貸価格が上がることに対して不安を感じている回答者のうち、価格高騰を受けて住宅購入の検討が視野に入り始めたという回答が31.8%となった。特に世帯年収が高い層で検討が進む傾向となっており、世帯年収1000〜1200万円の層では53.8%が住宅購入を視野に入れ始めていることが判明した。
賃貸マンション居住者が賃貸住宅を選ぶ際に重視するポイントでは、「価格」が72.5%で最多。次いで「間取り」が51.2%となった。
住宅購入時に重視するポイントでも「価格」が最多で73.5%、次いで「間取り」が52.7%となっており、賃貸と購入で大きな差は見られなかった。
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