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「グンゼ」が18億円を投じ、創業の地・京都府綾部市で新工場建設と研究施設の増強を計画:プロジェクト
グンゼは18億円を投じ、京都府綾部市の綾部工場敷地内で、新工場(第三工場)建設と研究開発施設の増強を計画している。着工は2024年3月で、竣工は2025年2月の見通し。
グンゼは2023年10月17日、メディカル事業の成長を加速するため、2025年2月の完成を目標に、京都府綾部市にある綾部工場敷地内で、新工場(第三工場)の建設とメディカル開発力強化のために研究開発施設の増強を計画していると明らかにした。
第三工場で、CASBEE認証B+以上の環境性能を目指す
メディカル綾部工場の所在地は、京都府綾部市青野町膳所1番地。1998年メディカル事業の基幹工場(第一工場)として操業を開始した後、事業の成長とともに2016年には第二工場を増設し、現在は第一工場の拡張も2025年2月の完成を目指して進めている。
今回、新設する第三工場は、鉄骨造平屋建て、延べ床面積1100平方メートルの規模となる。需要が拡大している癒着防止材「テナリーフ」の増産とともに、効率的な生産体制の確保も図るのが狙いだ。
施設の環境面では、高効率空調や太陽光発電の採用でCO2排出量の削減に努め、CASBEE(建築環境総合性能評価システム)認証で「B+」以上の環境性能を持たせる。
メディカル研究開発施設は、次世代製品の開発力強化と効率的な量産立上げを目的に、技術系人財の交流の場も提供し、効率性、快適性、創造性を兼ね備えた職場環境づくりを促進する。
建設投資額は、既に着工している第一工場の増床に加え、研究開発施設拡充含む第三工場の新設と合わせ、トータル35億円を見込む。
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