大阪市此花区で延べ5.9万m2の物流施設を開発、大阪ガス都市開発初の物流施設事業:リテール&ロジスティクス
大阪ガス都市開発は、三井不動産とともに、大阪府大阪市此花区で物流施設「(仮称)大阪市此花区酉島物流施設」を開発することを公表した。なお、今回の事業は大阪ガス都市開発初の物流施設事業で、三井不動産の物流施設事業としては初の関西圏での共同事業となる。
大阪ガス都市開発は、三井不動産とともに、大阪府大阪市此花区で物流施設「(仮称)大阪市此花区酉島物流施設」を開発することを2022年5月26日に発表した。
「大阪」駅から約7キロの場所に位置
開発地は、大阪市此花区酉島に大阪ガスが所有する土地の一画に位置し、「大阪」駅から約7キロと大阪都心部へのアクセスが良好で、阪神高速5号湾岸線「湾岸舞洲」出入口から約3.9キロの場所にあり、都市部と広域への配送の双方に対応可能なエリアに立地している。
さらに、近隣に競合物件が少なく、大阪シティバスの「常吉一丁目」バス停から徒歩6分と従業者の通勤利便性に優れており、人材を確保しやすい。
大阪市此花区酉島物流施は、地上4階建ての物流施設で、ICTを活用した最新のセキュリティシステムを導入する。新型コロナウイルス感染症対策では、換気性能向上や非接触型エレベーターとサーマルカメラの配置を検討している。
環境配慮に関しては、太陽光発電設備などを設け、施設共用部に使用する電力をグリーン化する。加えて、大阪市建築物総合環境評価制度「CASBEE大阪みらい」やZEB認証の「Nearly ZEB」と「DBJ Green Building認証」の取得も予定している。
大阪市此花区酉島物流施設の概要
大阪市此花区酉島物流施設は、地上4階建てで、延べ床面積は5万9200平方メートル。所在地は大阪市此花区酉島五丁目121-2ほか(地番)で、敷地面積は2万6830平方メートル。着工は2022年12月で、竣工2024年2月を予定している。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 大和ハウス工業が沖縄で延べ12.3m2のマルチテナント型物流施設を開発
大和ハウス工業は、沖縄県豊見城市で、物流施設「DPL沖縄豊見城」と「DPL沖縄豊見城II」から成るマルチテナント型物流施設の開発に着手した。両施設の延べ床面積を合わせた総延べ床面積は、沖縄コンベンションセンター約6個分に当たる約12.3万平方メートル。 - 三井不動産が新たに物流施設を7件開発、総延べ床面積は約390万m2に
三井不動産はこのほど、新たに物流施設を7件開発することを発表した。新規開発施設7物件を含めた三井不動産の物流施設は、合計47物件で、総延べ床面積は約390万平方メートルに及び、累計投資額は約6100億円に達する。 - BTS型物流施設「LOGI'Q 三芳」が竣工、防火用の設計や最新設備を導入
東急不動産は、「Deliver future and smiles.」をテーマに、物流施設ブランド「LOGI'Q」の展開を2016年にスタートした。現在、開発中の物流施設を含め、累計14物件を建設している。2020年1月29日には、埼玉県入間郡にBTS型物流施設「LOGI'Q 三芳」が竣工式を執り行った。 - 海老名市で延べ12万m2超えの物流施設が着工、使用する電力は全て再エネ
三井不動産は、神奈川県海老名市で、2022年9月の竣工に向け、物流施設「三井不動産ロジスティクスパーク海老名I」の開発を進めている。