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アスコット初の物流施設を売却 外観意匠に鯉のぼりと利根川をイメージ:ロジスティクス(1/2 ページ)
アスコットが開発した初の物流施設「アスコット・プライム・ロジスティクス加須」が売却決済された。施設機能では、物流効率性と通勤利便性を兼ね備え、住宅地に調和する外観意匠となっている。
不動産デベロッパーのアスコットは2023年9月28日、2021年に新規参入した物流施設開発事業の第1号案件であり、SPC(特別目的会社)を通じて出資している埼玉県加須市の物流施設「アスコット・プライム・ロジスティクス加須」が2023年8月31日に竣工し、9月20日に売却決済したと公表した。
マンション開発で培った空間デザイン力を活用
アスコット・プライム・ロジスティクス加須は、延べ床面積8782.98平方メートルの汎用性が高いボックス型3層ドライ倉庫。構造・規模は、鉄骨造地上3階建て、延べ床面積8782.98平方メートル。設計はスピリッツ・オフィス、施工はナカノフドー建設が担当した。
所在地は、埼玉県加須市土手2丁目17番19で、敷地面積5035.29平方メートル。東北自動車道「加須IC」へ約4キロの至近で、東京都心より約50キロ圏の埼玉県北東部に位置する首都圏と東北地方をつなぐ要衝にあたる。用途地域は準工業地域で、24時間の操業が可能なため、埼玉県内に加え、首都圏全域への集配送も担う。
最寄りの東武伊勢崎線「加須」駅から徒歩約15分、バス停から徒歩約1分、住宅地の中にあるため、物流施設の雇用確保や地域の雇用創出も期待される。
施設の外観は、アスコットがマンション開発で培った空間デザイン力を生かして、住宅地で敬遠されがちな物流施設が、働く人のみならず近隣住民にも愛着を持たれる地域に開かれた施設となることを目指した。
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