大阪府八尾市で延べ1.6万m2の物流施設が着工、日本GLP:リテール&ロジスティクス
日本GLPは、大阪府八尾市で計画を進めていた物流施設「GLP八尾II」の起工式を2022年5月6日に開催した。GLP八尾IIは、大阪に本社を構える企業が専用施設として1棟全体を利用する。
日本GLPは、大阪府八尾市で計画を進めていた物流施設「GLP八尾II」が2022年5月6日に着工したことを同日に発表した。
近鉄大阪線「高安」駅や近鉄信貴線「信貴山口」駅から徒歩圏内
開発地は、大阪外環状線に隣接し、近畿自動車道「八尾インターチェンジ(IC)」から約5キロの場所にあり、西名阪自動車道「藤井寺IC」と第二阪奈道路「水走IC」から約6.5キロと、大阪市内だけでなく奈良県や和歌山県などの南近畿地域までアクセス可能。
さらに、近鉄大阪線「高安」駅や近鉄信貴線「信貴山口」駅、「服部川」駅からは、徒歩圏内で通勤利便性に優れ、周辺には住宅地があるため従業員を確保しやすい。
GLP八尾IIは、東大阪・八尾エリアでは希少な賃貸型物流施設で、荷物用エレベーターと垂直搬送機を複数設置することで縦搬送能力を高める他、大型シーリングファンや高断熱素材を採用することで就労環境の快適性向上を図る。
建物のエントランスホールやエレベーターホールには、企業が販売する商品などを展示するショーウィンドウを設置する予定だ。さらに、今回の開発は、八尾市内の区画整理事業地内で行われ、市と協力し、隣接道路の安全性を確保するための照明灯を設ける。
BCP対策としては、耐震性能の高いブレース材を採用し地震に対する安全性を確保するだけでなく、浸水や液状化が発生しない地盤への対策を講じ、高い事業継続性を実現する。
GLP八尾IIの概要
GLP八尾IIは、耐震構造のS造地上4階建てで、延べ床面積は1万6000平方メートル。所在地は大阪府八尾市郡川1丁目で、敷地面積は7700平方メートル。着工は2022年5月で、竣工は2023年4月を予定している。「CASBEE(新築)」と「ZEB」の認証を取得する予定だ。
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