延べ5.1万m2以上の物流施設「DPL草加」を着工、大和ハウス:プロジェクト
大和ハウス工業はマルチテナント型物流施設の開発を進めている。2019年12月1日、埼玉県草加市で、マルチテナント型物流施設「DPL草加(仮称)」を着工した。
大和ハウス工業は2019年12月1日、埼玉県草加市で、マルチテナント型物流施設「DPL草加(仮称)」を着工した。
延べ床面積5万平方メートル以上
DPL草加は、建築面積1万362.14平方メートル、延べ床面積5万1007.91平方メートル、構造はPCaP造でC免造震/耐火建築物5階建て。駐車台数169台、駐輪台数60台、トラック待機場は4台分を設けている。所在地は埼玉県草加市松江五丁目758番地。工期は、2019年12月1日〜2021年3月15日を予定している。
DPL草加は、最大2区画に分割できることが特徴で東京外環自動車道「草加IC」や「三郷IC」、首都高速「八潮南IC」いずれからも車で約15分の好立地。DPL草加の位置する草加市は、東京23区に隣接し、東京湾や羽田空港などの物流拠点へのアクセスも良好であり、首都圏向け保管・配送拠点として利便性の高いエリアだという。
また、主要高速道路や幹線道路へのアクセスに優れており、首都圏や北関東、東北地方を対象にした広域エリア向けの拠点として適している。
大和ハウス工業の建築事業は、1955年の創業以来、工業化建築を中心に、製造施設、医療・介護施設、オフィスなどさまざまな事業用建築を建設する一方、物流施設は約3000棟を超える件数を開発してきた。
2002年以降は、物流施設の設計・施工にとどまらず、物流最適地の提案から維持管理に至るまで、顧客の事業スキームにあわせた専用の物流施設をコーディネートする独自の物流プロジェクト「Dプロジェクト」を開始。
これまでDプロジェクトでは、特定企業向けの物流倉庫であるオーダーメイド型のBTS型物流施設に加え、立地条件の良い場所に複数のテナントが入居可能で短期的な物流ニーズにも迅速に対応できるマルチテナント型を展開し、全国で231カ所・総敷地面積約700万平方メートルの建設を行ってきた。
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