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ベトナム・ハノイで延べ4.5万m2のオフィスビルを開発、大成建設:プロジェクト
大成建設は、2024年5月の竣工に向けベトナムのハノイ市で計画を進めていたオフィスビル「(仮称)TAISEI HANOI OFFICE TOWER」の開発に着手した。
大成建設は、ベトナムのハノイ市で、現地法人「Taisei Development Hanoi」を2020年に設立し、オフィスビル「(仮称)TAISEI HANOI OFFICE TOWER」の企画・設計・許認可取得手続きなどを進めていたが、2021年11月に着工したことを同月24日に発表した。
海外開発事業のフラグシップとなる施設
TAISEI HANOI OFFICE TOWERは、環境にも配慮したワークプレースの提供を目指したオフィスビルで、設計・施工は、大成建設が100%出資したベトナム現地法人「VINATA INTERNATIONAL」が担当する。
計画地は、ハノイ中心部(ホアンキエム湖)から西側に約8キロのエリアに位置し、ノイバイ国際空港やハノイ近郊の工業団地へのアクセスが良い環状3号線に面している。建物は、18区画のオフィスフロアを備え、低層部には店舗スペース、地下の4区画には駐車場とバイク駐輪場を設置する見込みだ。
また、大成建設は、新中期経営計画の中で開発事業を重点分野の1つとしており、最適なポートフォリオの構築と安定的な開発収益を確保するための体制整備を進めており、今回の事業をフラグシップとして、ベトナムと東南アジアを中心に海外開発事業を展開していく。
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