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大成建設がバンダラナイケ国際空港の旅客ターミナルビル拡張工事を受注:プロジェクト
大成建設は、2007年に増築と改修工事の施工を担当したスリランカにあるバンダラナイケ国際空港の旅客ターミナルビル拡張工事を受注した。
大成建設は、スリランカで進められているバンダラナイケ国際空港改修事業のうち、フェーズ2(パッケージA)となる旅客ターミナルビル建設工事などをスリランカ空港公社から受注し、2020年3月12日に正式契約を締結した。
スリランカのバンダラナイケ国際空港改善事業フェーズ2の施工場所がスリランカ西部州ガンパハ県カトゥナーヤカ市で、全体の工期が36カ月。工費総額は約620億円(税別)で、設計・監理者は日本空港コンサルタンツと日本工営のJVが担当する。主要国際空港であるバンダラナイケ国際空港は、大成建設が2007年に増築と改修工事を施工して以来、空路での物流と旅客輸送の拠点となっている。現在、同国への観光客数の増加などで、同空港の旅客ターミナルが取り扱える能力を超過しており、ターミナルの拡張が喫緊の課題だった。
今回の工事では、旅客ターミナルビルの新築とその他付帯施設を整備し、空港全体で年間旅客数を1500万人に対処可能な規模に拡大して、運輸ネットワークを強化する。
同社は、海外ではカタールのハマド国際空港やベトナムのノイバイ国際空港など、国際空港の施工実績があり、培われたノウハウと経験を生かし、今回の工事に取り組む考えだ。
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