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三井不動産初の新築賃貸ラボ施設が開業、液体と気体を使った実験に対応するラボを設置:プロジェクト(3/3 ページ)
三井不動産は、賃貸ラボ&オフィス事業「三井のラボ&オフィス」で、計画を進めていた新築賃貸ラボ施設「三井リンクラボ新木場1」が東京都江東区新木場で2021年3月18日に竣工したことを発表した。
NECソリューションイノベータなどが入居
今回の施設では、既にNECソリューションイノベータが6階の専有部に入居している他、石油エネルギー技術センター(JPEC)ファーマロン・ジャパン合同会社、シミック、オリシロジェノミクスが入居することが決定している。
今後、三井不動産では、東京都江東区新木場で、延べ床面積が1万8000平方メートルとなる都心近接型賃貸ラボの開発を予定している他、米国ボストンで海外初の賃貸ラボ・オフィス事業となる「(仮称)イノベーションスクエアPhase2」の計画を現在進めており2021年中の竣工を見込んでいる。
三井リンクラボ新木場1の概要
三井リンクラボ新木場1は、RC造地上6階建てで、延べ床面積は1万1169.77平方メートル。所在地は東京都江東区新木場2-3-8で、敷地面積は3300.06平方メートル。総貸付面積は7867.25平方メートル。アクセスは、JR東日本/東京メトロ/東京臨海高速鉄道「新木場」駅から徒歩11分。基本計画は日建設計が、設計・監理・施工は鹿島建設がそれぞれ担当し、2021年3月18日に竣工した。
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