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日立建機グループ初の土工用振動ローラ、経験の浅いオペレーターでも使いやすい仕様:製品動向
日立建機グループの日立建機カミーノは土工用振動ローラ「ZC120S-6」を開発した。土工用振動ローラの開発は日立建機グループでは初となる。ZC120S-6は、日本国内で2021年4月にレンタルを開始され、2022年度の販売を予定している。
日立建機の連結子会社である日立建機カミーノは、「特定特殊自動車排出ガスの規制などに関する法律(オフロード法)」の2014年基準に適合した土工用振動ローラ「ZC120S-6」を開発したことを2021年3月16日に公表した。
駐車ブレーキの解除し忘れなどをモニターに表示
ZC120S-6は、道路や舗装の土台となる路床の締固め以外にも、ダムや空港、港湾、宅地造成といった大規模なインフラの整備や防災・減災に向けた国土強靭化の取り組みでの活用も期待される。
ZC120S-6のキャブは、運転席の窓を大きくし、後方をチェックするモニターを設けることで、オペレーターが機械周辺を幅広く見渡せるように工夫しており、安全性の向上につなげている。
モニターでは、駐車ブレーキの解除し忘れや排出ガス後処理装置の再生手順など、さまざまな情報を表示するため、経験の浅いオペレーターでも正しく機体を扱える。また、エンジンオイルや作動油を対象に、次回のメンテナンスまでの時間をモニターで確認でき、より適正なタイミングでの点検を後押しする。
さらに、エンジンオイルレベルゲージやエアクリーナなどを車体の低い位置にレイアウトすることで、地上から日常的に点検を行えるようになっている。
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