調査リポート
「建設業の年収は521万円、コロナ禍で減少した製造業を上回る」ヒューマンタッチ総研:産業動向(2/2 ページ)
ヒューマンタッチ総研は、国内における建設業の人材市場動向をまとめた2021年4月分のマンスリーレポートを公表した。今月のトピックスでは、建設業の給与と労働時間についてレポートしている。
建設技術者数は37万人で、対前年同月比9カ月ぶりに減少
建設技術職の雇用動向では、2021年2月の建設技術者数は37万人(前年同月比88.1%)となり、前年同月比でみると2020年5月以来、9カ月ぶりに減少した。
ハローワークにおける建築・土木・測量技術者(常用・除くパート)の有効求人倍率は、前年同月よりも0.31ポイント低い6.35倍となった。前年同月を下回ったのは、13カ月連続となる。
有効求人数は、前年同月比105.5%となり、2カ月連続で増加。新規求人数も同108.6%と2カ月連続で増加しており、建設技術者の需要は回復傾向にある。
建設技能工の雇用動向についてみると、2021年2月の建設技能工数は307万人(前年同月比95.0%)に減少した。
ハローワークにおける建設・採掘の職業(常用・除くパート)の有効求人倍率は、前年同月比比0.11ポイント上昇して5.58倍となり、12カ月ぶりに上昇に転じた。
有効求人数は、前年同月比114.9%となり、6カ月連続で前年同月を上回った。新規求人数も同114.6%と6カ月連続で前年同月を上回っている。
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