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付着ウイルスに有効なオゾンの放出が可能な空気清浄機、興和はオフィスと工場で採用第7回 CareTEX東京”21

Kiralaは、オゾンの放出によりウイルスと細菌を無害化でき、本体の側面と底部に設けた吸気口から空気を吸い込み、搭載された「高性能6層フィルター」とUVライトで花粉や細菌、PM2.5を除去可能な業務用ハイブリッド空気清浄機「Aria Pro」を開発した。

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 Kiralaは、高齢者の生活を支援する製品や技術、サービスが一堂に会する展示会「東京ケアウィーク”21」(会期:2021年3月17〜19日、東京ビッグサイト)内の「第7回 CareTEX東京”21」に出展し、業務用ハイブリッド空気清浄機「Aria Pro」をPRした。

浮遊ウイルスと付着ウイルスを無害化

 Aria Proは、2020年10月15日に発売された製品で、空気中の酸素に電気を加えて生成したオゾンを放出することでウイルスと細菌を無害化する他、本体の側面と底部に設けた吸気口から空気を吸い込み、搭載された「高性能6層フィルター」とUVライトで花粉や細菌、PM2.5を除去し、ホルムアルデヒドや有害ガス、臭いといった微細な粒子も吸収・分解する。


業務用ハイブリッド空気清浄機「Aria Pro」

 高性能6層フィルターは、高密度フィルターやHEPAフィルター、冷触媒フィルター、活性炭フィルター、ハニカム状活性炭フィルター、光触媒フィルターで構成されており、集じんと脱臭の役割を果たす。また、本体は、汚れセンサーとニオイセンサーを備えており、空気の状況を自動検知し、オート運転モードで、汚れやニオイの程度に応じて風量を自動調整して、汚れのレベルは3色のサインで取り付けられた画面に表示する。

 吐出可能なオゾンのタイプは、濃度が0.1ppm以下で人体に害の無い低濃度オゾン「マイルドオゾン」と無人の場所で使用する高濃度オゾン「HIモードオゾン」の2種類。マイルドオゾンは、Aria Proの放電式オゾン発生システムで生成され、外部環境から影響を受けにくいため、濃度は安定しており、人が働くオフィスなどで使える。

 Kiralaの担当者は、「マイルドオゾンは、第三者機関で性能を試験した結果、1時間の使用で、ウイルスと菌を99.9%不活化可能なことが判明し、51分の活用でPM2.5や花粉などを99.9%除去することが明らかになり、30分で気になる生活臭やペット臭を85%以上消臭することが分かった」と有効性を述べた。


マイルドオゾンの除菌力と除去力

マイルドオゾンのウイルスへの効果

 HIモードオゾンは、Aria Proのコイル式オゾン発生システムで創出され、除菌力が強力で人体に影響があるため、店舗閉店後などの無人状態での利用が推奨されている。さらに、HIモードを利用するために専用のスイッチを押した場合、本体は高濃度オゾンが発生する前に10秒間のアラートを鳴らし、周辺に存在する人に注意喚起を図り、その場からの退避を促す。

 「Aria Proは、機体の上部から全方位に向けてオゾンを送るため、わずかな隙間にもオゾンが侵入し、ウイルスや細菌を抑えられることに加え、浮遊ウイルスと家具に付いた付着ウイルスを取り除くのにも有効だ」(Kiralaの担当者)。

 安全性に関して、Aria Proは、室内のオゾン濃度が上がりすぎないことを目的に、最大4時間でオゾンの発生がストップするように設計されている上、誤操作でオゾンを放出しないためにボタンを3秒間長押ししないとオゾンが吐出されない仕様になっている。

 Aria Proの導入先について、Kiralaの担当者、「胃腸薬のキャベジンなどを販売する興和がオフィスと工場で採用し、医療機関や美容室、エステサロン、飲食店でも導入が増えている」と語った。

 Aria Proのサイズは、320(幅)×192(奥行き)×645(高さ)ミリで、重さは約8キロ。適用床面積は、空気清浄が24.3平方メートルで、オゾン除菌は24.3〜72.9平方メートル。オゾン連続稼働時間は、HIモードが75分で、マイルドオゾンは240分。価格は24万8000円。

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