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“木造ハイブリッド免震建築”のタクマ研修センター、竹中の設計・施工で完成導入事例

タクマ本社で建設が進められていた「タクマビル新館(研修センター)」が、2時間の耐火を可能にした集成木材の柱など、竹中工務店の木造ハイブリッド建築技術を多数導入し、耐震安全性を確保しつつ、木の現しを内外観に表現した木造建築として完成した。

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 各種プラントの設計・施工を手掛けるタクマが、兵庫県尼崎市の本社敷地内で、竹中工務店の設計・施工で建設していたタクマビル新館「研修センター」が2020年10月19日に竣工した。

西日本初、2時間耐火集成木材「燃エンウッド」を適用

 研修センターは、耐震安全性を有しながら設計自由度を大幅に高める免震構造と、西日本で初採用となる竹中工務店が開発した2時間の耐火集成木材「燃エンウッド」に加え、「CLT(Cross Laminated Timber:直交集成材)耐震壁+鉄骨ハイブリッド構造」を組み合わせた6階建ての木造ハイブリッド免震建築。接道側に配した燃エンウッドと外装ダブルスキンカーテンウォールのマリオンに採用した集成材で、木の表情を生かした外観が特徴となっている。


池に浮かぶタクマビル新館(左)、木の現し技術を採用したオフィス空間(右) 出典:タクマ、竹中工務店

 また、周囲に池を配置し、外装にガラスを用いることで、環境に配慮した木造建築の美観も目指した。建物内部でも、燃エンウッドとCLT耐震壁の現し利用の他、積極的に内装仕上げに木材を利用し、木のぬくもりに囲まれた落ち着いた職場環境を創出した。

 施工にあたっては、木の軽さや加工性を施工性にも生かすべく、上部構造のスラブ以外は鉄筋コンクリート工事を最少化し、木造部材を含めたほぼ全ての構造部材をプレファブ化。作業所での構造躯体工事の省人化と省力化を図ったという。

 タクマグループでは、サステナブルな拠点づくりが求められている昨今、各種プラントの遠隔監視・運転支援機能や人材開発施設の拡充に関する新拠点の整備に際し、再生可能エネルギー分野とつながりが深く、林業の持続可能な成長に貢献できる木造建築を導入した。通常はオフィスとして使用し、災害時には防災拠点としての機能を活用することで、地域のレジリエンス向上への貢献も期待している。

 研修センターの概要は、所在地が兵庫県尼崎市金楽寺町2丁目2番33号の本社敷地内。延べ床面積は3334.35平方メートル。なお研修センターのプロジェクトは、再生産可能な循環資源である木材を大量に使用する大規模な木造建築物の先導的な整備事例を国土交通省が公募する「2018年度サステナブル建築物等先導事業(木造先導型)」に採択されている。


木造ハイブリッド建築技術の概要 出典:タクマ、竹中工務店

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