BIMに効くワークステーションと外部センサー不要のHMDを開発:VR(2/2 ページ)
日本HPは、BIMやCADのデータ作成をスピーディーに進められるモバイルワークステーション「HP ZBook G7」シリーズと、外部センサー無しで6DoFを実現するヘッドマウントディスプレイ「HP Reverb G2 VR Headset」を開発した。
外部センサー無しで6DoFを実現
HP Reverb G2 VR Headsetは、HMDメーカーValveと共同開発した製品で、ValveのVRプラットフォーム「Steam VR」に対応している。
「Steam VRは、世界最大規模を誇るVRコンテンツの配信プラットフォーム。HP Reverb G2 VR Headsetを装着して、Steam VRにアクセスすれば、豊富なVRコンテンツが楽しめる」(大橋氏)。
Valveと共同開発した新レンズは、左右それぞれが2160ピクセルのディスプレイを備えているため、明るさとコントラストが従来品と比較して大幅に改善されている。さらに、VR空間内の物体や文字がより鮮明に表示され、114度の広い視野角はユーザーの没入感を高める。
スピーカーは、耳から10ミリ離れた位置に設置されているため、装着や取り外しが容易な上、VR空間用オーディオに応じているため、ユーザーは視覚だけでなく聴覚でも3Dスペースの感覚を味わえる。
コントローラーは、ボタンレイアウトが最適化されており、ヘッドセットと直接Bluetoothでペアリングが行え、セットアップが簡単だ。ヘッドセットに内蔵された4つのカメラによりコントローラーのトラッキング精度が、これまでと比べて2倍になっているため、外部センサー無しで6DoF(VR空間上でユーザーが前後、左右、上下に動けること)が実現する。
装着感は、フェースマスクのクッションが増えているため、長時間に及ぶVR利用でも、身体的な負担が少ない。オプションで、フェースガスケットが交換可能なため、ユーザーごとにフェースマスクのクッションを変えられる。フェースマスクは取り外しや反転がしやすい仕様。
HP ZBook G7シリーズは2020年8月下旬にリリースされる予定で、価格は、HP ZBook Studio G7が32万円〜で、HP ZBook Create G7が22万6000円〜。HP Reverb G2 VR Headsetは9月上旬の発売を見込んでおり、価格は5万9800円(いずれも税別)。
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