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延べ床面積約4000m2のオフィスビル「BIZCORE 渋谷」が竣工、新移転サービスを導入:プロジェクト(2/2 ページ)
日鉄興和不動産は、中規模ハイグレードオフィスビル「BIZCORE」シリーズの開発を進めている。今回、東京都渋谷区で「BIZCORE 渋谷」が竣工し、1月31日時点で、竣工済みが4 棟、開発中が7 棟となった。
テナントの移転に関わる手間を削減
BIZCORE 渋谷では、日鉄興和不動産が考案した新オフィス移転サービス「オフィスメソッド」を採用している。
オフィスメソッドは、プラン設計や各種業者への対応、手配、家具の設置などに必要なさまざまな工事の発注を日鉄興和不動産が行い、テナントの移転に関わる手間を減らす。また、オフィス設計に実績のあるプランナーが、貸室の規模や形状を踏まえ、基本レイアウトをベースにテナントの要望に合わせて、機能的なオフィスを提案する。家具の選定は、大手オフィス家具メーカーのオカムラと提携している。
事前にオフィスのレイアウトやインテリアデザインを計画することで、移転期間が短縮する。さらに、移転に関わる初期費用を月々の賃料と一緒に割賦(かっぷ)支払いで返済でき、移転費用の支払いを平準化可能なため、まとまった支出を抑えられる。
今後、日鉄興和不動産は、全ての「BIZCORE」シリーズにオフィスメソッドを導入していく。
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