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延べ床面積約4000m2のオフィスビル「BIZCORE 渋谷」が竣工、新移転サービスを導入プロジェクト(1/2 ページ)

日鉄興和不動産は、中規模ハイグレードオフィスビル「BIZCORE」シリーズの開発を進めている。今回、東京都渋谷区で「BIZCORE 渋谷」が竣工し、1月31日時点で、竣工済みが4 棟、開発中が7 棟となった。

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 日鉄興和不動産が、東京都渋谷区で建設を進めてきた中規模ハイグレードオフィスビル「BIZCORE」シリーズの第4弾となる「BIZCORE 渋谷」が、2020年1月31日に竣工した。

各階貸室のフロア面積は約330m2


BIZCORE 渋谷 出典:日鉄興和不動産

 BIZCORE 渋谷は、S造・一部RC造で地上9階、地下1階、塔屋1階建てで、延べ床面積は3905.17平方メートル。所在地は東京都渋谷区渋谷1丁目3番15号で、敷地面積は714.02平方メートル。設計・施工ともに、五洋建設が手掛けた。

 アクセスは、JR山手線/埼京線/湘南新宿ライン/成田エクスプレス、東京メトロ銀座線/半蔵門線/副都心線/東急東横・田園都市線、京王井の頭線の各「渋谷」駅から徒歩4分、東京メトロ銀座線/半蔵門線/千代田線の「表参道」駅から徒歩9分の立地。

 各階貸室は、フロア面積が約348平方メートルで、天井高2.8メートルの無柱空間によって、フレキシブルなレイアウトに応じている。室内の複数面にガラスカーテンウォールを配置することで、明るく開放的なオフィス空間に仕上げた。

 エントランスホールは、上質な空間をイメージし、モノトーンを基調とした花崗岩の壁で品格を表現した。エントランスホールの入口には無人受付システムを取り付け、オフィスフロア内で、在館者が来訪者を画像と音声で確かめられる。メインエントランスから各フロアの室内に至るまでは、多層のセキュリティも構築している。


基準階貸室(左)と基準階フロアプラン(右) 出典:日鉄興和不動産

1階エントランスホール(左)と基準階エレベーターホール(右) 出典:日鉄興和不動産

 基準階のエレベーターホールは、エントランスホールと統一した色調により高級感を演出。壁面は入居テナントの館名サインを設置するなど、顧客の望むデザインに変えられる。屋上庭園は、建物内で働く従業員が、ランチタイムや気分転換に使える。パントリーやトイレは、エントランスホール同様にモノトーンを基調とし、上質なリフレッシュ空間を演出。女性用トイレは、パーソナルボックスやフィッティングボードを置き、建物内で勤務する女性が心地よい環境を構築した。


左から屋上庭園、パントリー、女性用トイレ 出典:日鉄興和不動産

 建物は、建築基準法で、必要とされる強度の1.25倍を超える耐力を確保しており、貸室天井にはブレースを設け、地震時の落下防止を図っている。災害時に電線からの電力供給が寸断された場合には、ビル内非常用発電機でテナント貸室内に電力供給が行える。建物内には、入居者専用の災害用備蓄品倉庫があり、在館者用の水や食料、簡易トイレなどを完備している。

 建物の窓ガラスには、Low-E膜をコーティングすることで、断熱性能と日射熱遮蔽(しゃへい)性能を向上させたペアガラスを採用し、冷暖房負荷を軽減している。室内の照明器具は、設定した照度750ルクスに自動調光し、省エネと省コスト化を後押しする。パントリーやトイレなどの共用部には、人感センサーが搭載されており、無駄な点灯を防ぐ。

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