KOLC+が3DGSとBIM/CIMの統合に対応 土量計算や断面図化も可能に:BIM
コルクのBIM/CIMクラウド「KOLC+」が、3DGSのデジタルツイン空間への統合に対応した。BIM統合に加え、土量計算や断面図化、空間メモ、配置計画、4Dタイムライン管理などの統合アプリのフル機能を3DGS上で利用できる。
コルクは2026年10月6日、BIM/CIMクラウド「KOLC+(コルクプラス)」で、3D Gaussian Splatting(3DGS)をデジタルツイン空間に統合できるようになったと発表した。BIM統合や土量計算、断面図化、空間メモ、配置計画、4D管理など、統合アプリのフル機能を3DGSで利用できる。
コルクは従来、KOLC+の3DGSビュワーで3DGSデータの表示に対応していた。今回の機能拡張では、統合ビューワー内で3DGSとBIMなどを同一空間上で統合、重畳表示できる環境を実現。BIM/CIMモデルや点群、地形、2D図面、計測データ、GNSSとの統合に対応する。
6面の断面ボックスを使ってBIMモデルと3DGSの干渉を確認できる。IFC、Navisworks、SketchUpなどのモデルも統合可能だ。
開発の背景には、施工計画や施工管理に加え、事業監理や維持管理を見据えた3DGSデータの活用ニーズがある。また、現場で3Dスキャンシステム「XGRIDS」の導入が進み、XGRIDSで生成するLCC形式のデータを扱う必要性が高まっていた。
位置合わせを行う際は、統合アプリのツールを利用して3DGSを直感的に移動/回転できる。3点合わせによるBIMモデルとの位置合わせに対応し、絶対座標(公共座標)で出力したデータは正しい位置に自動配置する。
土量計算では、BIMモデルとの差分に加え、異なる2時期に取得した3DGSデータ間の差分土量を算出できる。また、3DGSのみで面判定を実行できる。
断面図化機能は、自動図化と手動トレースに対応する。作成した断面図はDXF形式で出力可能だ。断面解析では、断面ボックスやスライス断面も利用できる。
配置計画では、3DGS上に足場や重機、仮囲い、土のう、三角コーンなどのモデルを配置し、事前検証に活用できる。PowerPointのような操作でモデルを配置でき、2Dビューに切り替えれば平面図のように編集可能だ。配置計画の結果もDXF形式で出力できる。
また、3DGS上で座標、距離、角度、面積などを計測できる他、空間メモやマークアップを追加し、カメラ視点や断面、モデルの表示状態を保存/共有できる。独自開発のヒット判定ロジックにより、レイキャスト処理の高速化と高精度な座標検出を両立したという。点群表示モードへの切り替えやウォークスルー、4Dタイムライン管理にも対応する。
対応する3DGSのファイル形式はLCCで、XGRIDSが無償提供する「LCC Studio」から出力できる。LCC2、PLY、SPZなどの形式については、今後対応を検討する。
KOLC+の料金は、ストレージ容量100GB、100ユーザー、統合アプリ2現場分の構成で月額5万円(税別)。初期費用は不要。
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