施設管理クラウド「BIMSTOK」、AI検索を点検/修繕履歴に拡大:FM
アーリーリフレクションは、BIM/CIM施設管理クラウド「BIMSTOK」のAIアシスタント機能をアップデートした。従来のBIM/CIMモデルの属性情報に加え、点検結果や異常、不具合、修繕履歴などの維持管理記録をAIで検索できるようにした。
アーリーリフレクションは2026年10月7日、BIM/CIM施設管理クラウド「BIMSTOK」のAIアシスタント機能を同年9月にアップデートしたと発表した。従来のBIM/CIMモデルの属性情報に加え、BIMSTOK内に蓄積した点検結果や異常、不具合、修繕/対応履歴などの記録をAIで検索できるようにした。
BIMSTOKは、BIM/CIMによる3D空間と設備情報、点検や修繕履歴などの維持管理情報をひも付け、一元管理するクラウドサービス。維持管理に最適化した設計により、一般的なBIM/CIMツールのような高性能PCを必要とせず、事務用PCでも快適に操作できる。ダム、道路、橋梁(きょうりょう)、河川施設などのインフラ分野をはじめ、庁舎、公共施設、工場、オフィスビルなどの施設管理分野で導入が進んでいる。
従来のAIアシスタント機能では、BIM/CIMモデルに登録された属性情報を基に、設備情報の検索や面積、数量の集計、モデル操作などに対応していた。今回のアップデートでは、BIMSTOKの「ノート」に蓄積されたテキスト情報を新たに検索対象に追加した。
ノートには、設備や場所にひも付けて点検結果、異常や不具合の情報、修繕や対応履歴などを記録できる。AIの検索対象を拡大したことで、設備の基本情報だけでなく、過去に発生した異常やその後の対応状況まで、対話形式で確認できるようになった。
新機能では、特定の設備を指定せずに施設全体の維持管理記録を横断検索できる。例えば「2026年に異常が発見された設備を教えて」「最近修繕した設備を教えて」と質問すると、BIMSTOKに蓄積されたノートから条件に合う設備や記録を検索する。複数の設備にまたがる異常や修繕状況の確認を効率化できる。
また、特定の設備を起点とした履歴検索にも対応する。「この設備で過去に異常はあったか」「その異常は対応済みか」「これまでの点検履歴を教えてほしい」といった質問を通じて、設備ごとの経緯をまとめて確認できる。
関連文書や画像へのAI対応も計画、設備台帳機能などの開発を推進
今後は、AIが活用できる情報を関連文書や画像などにも拡充する。また、維持管理の実務を起点とした機能開発を進める。施設全体の異常や対応状況、点検や修繕の状況を一覧で把握できるダッシュボード機能に加え、既存の設備管理システムや各種データとの連携を見据えた設備台帳機能など、維持管理業務に必要な情報へスムーズにアクセスできる環境を整える。
BIM/CIMモデル、維持管理記録、関連文書などの情報を結び付け、日常的な設備状況の把握から異常発生時の履歴確認、修繕や更新の検討までを支援する情報基盤への発展を目指す。
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