NTTドコモビジネス、竹中工務店と清水建設の建築現場にクラウド型工程アプリを本格展開:現場管理
NTTドコモビジネスは、竹中工務店と清水建設の国内建築現場に、建設業向けクラウド型工程アプリ「GaNett」を本格展開した。
NTTドコモビジネスは2026年10月2日、竹中工務店と清水建設の国内建築現場に、建設業向けクラウド型工程アプリ「GaNett」を本格展開したと発表した。工程情報のリアルタイム共有と一元管理により、施工管理業務の効率化や工程計画の高度化、生産性向上を図る。
3社は2023年7月、工程情報に着目した施工管理業務のDXに向けて協業を開始し、GaNettの開発を連携して進めてきた。竹中工務店と清水建設の建築現場に関する知見を反映することで、実際の建築現場で活用可能なサービスとして開発した。
今回の取り組みにより、現場ごとに分散していた工程情報を蓄積/一元管理し、属性情報をひも付けることで、工程情報の品質向上と標準化を促進し、組織横断で活用できる共通基盤を構築する。蓄積した施工管理データを活用して現場とバックオフィス部門の連携を強化するほか、過去工事との比較分析を通じて工程計画の高度化を目指す。
将来は、AIを活用した工程遅延リスクの予測や工程計画の立案支援の実現を目指す。経営層から現場管理者までが共通のデータを活用できる環境を整え、現場運営の最適化に加えて経営判断の高度化にもつなげる方針だ。
NTTドコモビジネスは今後、竹中工務店と清水建設の建築現場でGaNettを標準の工程管理アプリとして利用拡大するとともに、機能や運用の高度化を進める。
さらに、竹中工務店と清水建設の2社にとどまらず、今回の取り組みで確立した施工管理DXの実装モデルを広く展開し、建設業界全体の生産性向上と持続可能な現場運営の実現を目指す。
クラウド型工程アプリ「GaNett」の機能
GaNettでは、工程表の作成内容がクラウド上にリアルタイムで保存され、関係者が常に最新の工程計画を確認できる。複数人による同時編集にも対応し、情報共有を円滑にする。
表には工種、協力会社、施工量、施工場所、人工など情報を付与することで、属性情報を活用した工程管理が可能。過去案件との比較分析や類似工事の計画立案に活用でき、工程計画の精度向上やリスクの早期把握を支援する。
工程のつながりを把握したいときはネットワーク形式やバー形式での工程作成、表形式で表示したいときはテーブル工程で表示するなど、用途や目的に応じて選択できる。会社や事業所ごとの帳票フォーマットに合わせたレイアウトのカスタマイズにも対応し、資料作成工数の削減につなげる。
GaNettは、施工管理DXサービス「tateras」の機能の1つ「tateras手配」とのデータ連携にも対応する。tateras手配は、建設現場の作業員や資材などの手配を一元管理するサービス。GaNettとtateras手配の連携により、工程計画に合わせた作業員や資材などの手配が可能になる。手配情報を各協力会社とリアルタイムに共有、管理することで、作業手配の抜け漏れ防止や調整業務の負担軽減を図る。
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