建設特化型AIエージェントをCTSが提供 「RAG」搭載で施工計画書を15分で作成:AIエージェント
シーティーエスは、建設業特化型のAIエージェント「SAP マインド」の提供を2026年10月1日から開始した。法令や技術基準をRAGの形で標準搭載し、データ整備の手間なく施工計画書の自動下書きや法令相談を可能にする。
建設ICTの専門企業のシーティーエスは2026年10月1日、現場業務支援サービス「サイトアシストパッケージ(略称:SAP)」の新サービスとして、建設業に特化したAIエージェント「SAP マインド」をリリースした。最初は、既存の図面や帳票を一元管理するクラウド基盤「Fileforce for Construction(FFC)」利用企業を対象に提供する。
法令や技術基準をRAG(検索拡張生成)で標準搭載
現在の建設業は、人手が減る一方で、建設需要は増加するという構造的なミスマッチが生じている。中でも、大幅な生産性向上を求められる施工管理技術者は、41万人前後とほぼ横ばいで推移している。そのため、技術者や現場代理人一人あたりが担う現場の範囲や管理業務の負荷は、相対的に増しており、施工計画書の作成や法令確認といった技術者が担当する業務の効率化が急務となっている。
新たに提供するSAP マインドは、建設業として必須の法令や技術基準に関する情報をRAG(検索拡張生成)の形で標準搭載する。建設技術者は共通データの整備といった準備に手間をかけることなく、施工計画書の自動下書きや法令、技術基準に関する相談などをすぐに活用できる。発注図書やWBS(作業分解構成図)と連携し、検証では約15分という短時間で施工計画書の下書きを作成したという。
また、法令や技術基準に関する質問に対しては、関連する根拠条文を示しながら的確に回答。さらに、クラウドのFileforce for Constructionとの連携で関連データを一元管理し、SCS評価制度への対応も容易にする。
シーティーエスは今後、「SAP マインド」を法令や施工計画に関する相談、下書き支援にとどめず、工程管理や原価管理、品質管理、安全管理、環境管理など施工管理のあらゆる局面をカバーするAIエージェントへと発展させる目標を掲げ、機能拡張を順次進めていく。
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