沖縄の地でICT施工を内製化 「不発弾探査」も効率化した川平土木が語る「LANDCROS」の力:第8回 国際 建設・測量展(1/2 ページ)
沖縄県南城市を拠点とする川平土木は、不発弾探査や赤土流出防止といった沖縄特有の施工環境で、ICT施工の内製化を進めている。日立建機のICTソリューション「LANDCROS」を活用し、いかに生産性を向上させているか、「CSPI2026」の特別セミナーでの講演内容を紹介する。
建設業界が直面する人手不足、安全性向上、そして生産性の改善。こうした課題は、リソースの限られた中小建設業にとって深刻な問題となっている。沖縄県南城市に拠点を置く川平土木は、日立建機のICTソリューション「LANDCROS(ランドクロス)」を導入し、現場の「内製化」を積極的に進めている。
本稿では、「第8回 国際 建設・測量展(CSPI2026)」(会期:2026年6月17〜20日、幕張メッセ)の特別セミナーに登壇した日立建機と川平土木の講演から、LANDCROSによって現場の仕事がどのように変革するのかを紹介する。
日立建機は建機メーカーからソリューション提供企業「LANDCROS」へ進化
本講演では、まず日立建機の担当者がLANDCROSの概要と利点などを紹介した。その後、川平土木の具志堅貴紀氏が、ソリューションの活用事例を紹介した。
まず、日立建機が示したのが、従来の機械販売から課題解決の提案を行う“ソリューションプロバイダー”へと進化している姿だ。日立建機は、創業75年を機に、新たなブランドメッセージとして「LANDCROS」を打ち出した。現在の建設現場には、多くの課題がある。LANDCROSは建機メーカーという枠組みを超え、機械、デジタル、サービスの融合によって課題に立ち向かう「ソリューションプロバイダー」へと進化する日立建機の決意の表れだ。
日立建機には、長年にわたって建機の研究開発を手掛けてきた実績と、それに裏付けられたモノづくりの知見がある。講演では、この強みとスピリットを継承しながら、企業価値をさらに向上させていく方向性を示した。
LANDCROSの中核となるのが、ICT施工を支える「Solution Linkage(ソリューションリンケージ)」シリーズだ。
Solution Linkageは、スマートフォンを用いた手軽な測量からドローンによる広範囲のデータ収集、さらには3Dデータを用いたICT建機のマシンガイダンスまで、現場のフェーズに合わせて多角的に支援する。また、建機を一元管理するLANDCROS Connectや遠隔/自動化技術で、現場に人がいなくても安全かつ高度な作業を可能にする未来の形を提示する。
注目すべきなのは、単なる技術提供に留まらず、パートナー企業や顧客と共に課題を解決する「共創」の姿勢だ。現場のデータを守り、最適解を導き出すための情報を発信することで、顧客のライフサイクルコスト低減や安全性向上に寄与することを目指している。

LANDCROSを体現する4つのソリューション。現場向けICT/IoTソリューションのSolution Linkageは、作業の安全性と生産性の向上、ライフサイクルコスト低減などに寄与する 写真は全て筆者撮影不発弾探査と施工効率化の両立、沖縄特有の課題をICTで乗り越える
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