光と音が織りなす「空間美術館」が大阪・森之宮に誕生 アート起点で新たな街づくりへ:プロジェクト(2/2 ページ)
UR都市機構の「UR森之宮ビル」内に、光や空間そのものを全身で感じる世界初の「空間美術館」がオープンした。近隣の住民や学生らが運営スタッフとして参画し、地域と来館者の交流を通じて新たな街の魅力発信につなげる。
作品づくりではスタッフを務める地域住民や大阪公立大学の学生が携わり、来館者への作品理解のサポートも行う。
運営は千田氏が代表を務める空間美術館合同会社と、URリンケージ、ロフトワーク、勝亦丸山建築計画、オンデザイン、大和工業で組成したJVが連携し、地域の人々と共に担う。
森之宮の新たな魅力を発信する場へ
2026年7月24日には先行内覧会を開催し、開館に携わった人々らが新たな地域拠点の完成を祝った。
千田氏は、「美しいものを見て創るということに重きを置いて作品づくりに励んできた。それを見る人にも感じてほしい」と述べるとともに、「工房も設けているので地域の人々が使ったり、他のアーティストが地域の人々と作品づくりをしたりする場所になれば」と今後の目標を語った。
UR都市機構 西日本支社長の倉上卓也氏は、「当社は地域に暮らす人々がやってみたいことを実現できる暮らしのイノベーション創出を目指している。空間美術館はその象徴であり、森之宮の新たな魅力を発信する場所として育ってほしい」と期待を込めた。
会場では公立大学法人大阪 理事長 福島伸一氏のメッセージも代読され、「地域に開かれたアート拠点であるとともに、本学の学生が学べる教育研究の場となるはず。新たな創造が生まれる場所となってほしい」とエールを送った。
管理運営の代表企業となるURリンケージ 西日本支社長の太田潤氏は、「地域の人々がこの場所に自ら関わり、育てることを日々目の当たりにしている。それは私たちが目指してきた姿で、新たな街づくりの価値となることを願っている」と述べた。
スタッフとして参加する地域住民からは、「手伝いをしていたときからどんな作品になるかワクワクしながら参加してきた。そのワクワクを来館者にも伝えたい」との声が寄せられるなど、オープンに期待を弾ませていた。
UR都市機構によれば、空間作品を扱う専門美術館は世界初。地域の人々とともに作り上げていく新たな美の発信拠点に、今後も注目が集まりそうだ。
施設は木金土日に開館し、完全予約制のツアー制。予約は公式Webサイトにて受け付けている。チケットは大人1人1500円で、小学6年生まで1人だけの同伴であれば無料だ。
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