ニュース
山間部の建設現場が“オフィス”に 宮崎の旭建設がStarlink搭載のDX移動基地:i-Construction 2.0
宮崎県日向市の旭建設は、トヨタのハイエースをベースにした移動基地「Asahi Mobility Office Car」を開発した。衛星通信「Starlink Mini」や独立電源システムを備え、通信環境が限られる山間部でもオフィス同等の環境を確保できる。
宮崎県日向市に本社を構える旭建設は2026年8月6日、衛星通信「Starlink Mini」や独立電源システムを備え、通信環境が限られる山間部でもオフィス同等の環境を確保できる移動基地「Asahi Mobility Office Car」を開発したと発表した。建設現場で取得したデータを車内で処理/解析できる他、車内を遠隔建機/ドローンの操縦拠点として活用できる。災害時には地域の通信/電力拠点としても機能する。
Asahi Mobility Office Carはトヨタのハイエースをベースに、大型ドローンやレーザースキャナーなどの精密機材を運搬する専用収納棚、27型モニター2台、専用ワークデスク、家庭用インバーターエアコンを搭載。通信設備としてStarlink Miniと広域Wi-Fiアンテナを装備する。
電源設備は、ルーフ上のソーラーパネル、ポータブルリチウムイオンバッテリー、外部電力入力端子で構成。車両のエンジンを停止した状態でも安定した電力を供給し、長時間のオフィス稼働を実現できるとしている。
旭建設は今後、車両の運用を通じて建設DXを加速させ、生産性向上を図る。車両開発で得たノウハウを活用し、災害時の復旧活動や地域貢献の取り組みも強化する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
FM:東京ミッドタウン八重洲でデジタルツイン活用のロボット配送サービス
東京ミッドタウン八重洲で、LINEによる注文とデジタルツイン、フィジカルAI技術を活用し、館内飲食店の商品をデリバリーロボットが館内オフィスへ配送するサービスを本格始動した開始した。多くの人が行き交う複雑な館内でもロボットのスムーズな自律走行を実現する。
FM:複数フロアを自律清掃、業務用ロボット掃除機「RAPiiTT」発売 アマノ
アマノは、エレベーターやセキュリティシステムと連携し、複数フロアの自律清掃に対応する業務用ロボット掃除機「RAPiiTT」を発売した。
ロボット:システム天井施工を省人化、天井ボード取付ロボットと移動式作業床を開発 鹿島建設
鹿島建設は、システム天井を安全かつ効率的に施工できる天井ボード取付ロボットと移動式天台を開発し、施工中のオフィスビル現場へ導入した。
JECA FAIR 2026:AIと29グラムのヘッドカメラで高所作業の安全管理を高度化 クラフティアとザクティが共同開発
クラフティアは、ザクティと共同で、高所作業を対象とした遠隔見守りソリューションを開発した。高所作業の現場映像をオフィスへリアルタイムに配信し、管理者が遠隔地から安全確認を行える。AIによる異常検知やモザイク処理機能も備え、プライバシーに配慮した現場の安全管理が実現する。
ドローン:3D点群/モデル自動生成サービスに体積測量機能 データ取得から解析まで自動化
センシンロボティクスは、ドローンで撮影した画像から高精度な3D点群モデルやオルソ画像を生成する解析サービスに、体積測量機能を追加した。データ取得から解析までを一気通貫での自動化を実現した。
住宅DX:標準図/施工手順書を3Dモデルに格納、リモート監理も導入 クレバリーホームが住宅施工現場をデジタル技術で支援
クレバリーホームはFC全国大会で、住宅施工の品質と生産性を高める新たな加盟店支援策を発表した。2026年は3Dモデルを活用した標準図/施工手順書デジタル化やリモート監理を導入する。

