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標準図/施工手順書を3Dモデルに格納、リモート監理も導入 クレバリーホームが住宅施工現場をデジタル技術で支援住宅DX(1/2 ページ)

クレバリーホームはFC全国大会で、住宅施工の品質と生産性を高める新たな加盟店支援策を発表した。2026年は3Dモデルを活用した標準図/施工手順書デジタル化やリモート監理を導入する。

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 クレバリーホームが現場DXによる施工支援強化に乗り出す。2026年4月9日、都内でFC全国大会を開催し、3Dモデルを活用した標準図/施工手順書などのデジタル化やリモート監理の導入などにより生産性や品質の向上を図る方針を打ちだした。

タイル外壁の「長く続く美観」が強み 高品質の家づくりを発信


クレバリーホーム 代表取締役 松田芳輝氏 筆者撮影

 クレバリーホーム 代表取締役 松田芳輝氏は、中東情勢や国内でも原材料/金利上昇など先行きが不透明な事業環境に言及し、「2026年度のテーマは迅速深考(じんそくしんこう)。スピードを重視しつつも拙速にならないよう、世の中の状況を見ながら深く考えた上で判断し、事業の進展につなげていく」との考えを示した。

 クレバリーホームは外装仕様の標準としてタイル外壁を採用している。「クレバリーホームの強みは、長く続く美観や高い耐久性とそれを支える構法、健康への配慮にある。数千万円の初期投資に見合う耐久性を持ち、将来のメンテナンス費用を最小限に抑えたいという思いで品質を追求してきた。住宅メーカーの中では中価格帯に位置しながら、提供価値は高水準にあると自負している。今期も品質の高い家づくりをしていることを積極的に発信していきたい」と述べた。

新商品投入や現場DX推進、タイル施工組織拡充で競争力強化


クレバリーホーム 住宅FC本部 技術部長 鈴木基之氏

 こうした方針を具体化する施策として、クレバリーホーム 住宅FC本部 技術部長 鈴木基之氏が、商品拡充などによる営業支援、工務設計支援などの取り組みを発表。新商品の投入や規格住宅フローの見直しに加え、現場のDX推進とタイル施工チーム拡充などにより競争力強化を図る。

 鈴木氏は、住宅の売り方が従来の「モノ売り」から体験を売る「コト売り」へと変化していると指摘。コロナ禍を経て在宅時間が増え家族の距離感が変化したこと、物価高により消費者が価値を感じるものに絞って投資する傾向が強まっていることを背景に挙げ、「タイパ(タイムパフォーマンス)、スぺパ(スペースパフォーマンス)、程よい距離感、ウェルビーイングが今の時代の価値観を象徴するキーワードだ」と述べた。

 こうした市場変化を踏まえ、暮らしの幸福度を追求した新商品「SHIFUKU no TOKI」を開発。平屋の暮らしやすさに空間の自由度を加えた1.5階建て住宅として、主力モデルの「CXシリーズ」に追加する。新商品の特徴は、暮らしの変化に対応できる可変性や家事を効率化できるスムーズな動線などにあり、リビングはソロソファを中心に程よい距離感を保てるレイアウトウィ提案する。「住宅は広さや価格だけではなく、どんな暮らしができるのかを提案することで選ばれる時代に入った。10年後どんな暮らしをしたいかを顧客目線で考えてほしい」と加盟店に呼びかけた。


1.5階建て住宅「SHIFUKU no TOKI」

 規格住宅「cleverth(クレバース)」についてはフローを改定する。クレバースは普遍性を徹底的に追求した四角形総2階のプランで、その形状から地震にも強い。合理性を徹底し、構造はシンプルで材料も少ない。今回のフロー見直しにより、従来は成約前の基本設計段階で発生していた15万円程度のスケッチやプレゼンシート作成費用を不要とし、加盟店が提案しやすくした。リニューアル後は加盟店に安心計画の住宅建築CAD「Walk in home」で編集可能なテンプレートデータを配布。加盟店側でプラン変更やパース出力が行えるようにする。

 主力商品「Vシリーズ」では、重厚感のある外観デザインの拡充、新色の追加などにより商品力を強化。建材の改良や独自の内装システム「シアスミン・エア」提案を通じ、住環境の快適性向上にも取り組む。

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