3D点群/モデル自動生成サービスに体積測量機能 データ取得から解析まで自動化:ドローン
センシンロボティクスは、ドローンで撮影した画像から高精度な3D点群モデルやオルソ画像を生成する解析サービスに、体積測量機能を追加した。データ取得から解析までを一気通貫での自動化を実現した。
センシンロボティクスは2026年5月7日、ソリューション開発プラットフォーム「SENSYN CORE」を基盤とした3D点群/3Dモデル自動生成サービス「SENSYN CORE Mapper (センシンコアマッパー)」に、体積測量機能を追加したと発表した。自動離着陸ドローン基地との連携にも対応し、データ取得から解析、アウトプットまで測量業務の一連のプロセスを自動化する。
今回のアップデートでは、画像データをアップロードするだけでクラウド上で解析処理を実行できるようにした。現場に高性能PCを持ち込む必要がなく、誰でも直感的に測量が可能だ。
造成工事での切土/盛土の差分把握や土砂移動量の最適化、高頻度かつ正確な体積計測による在庫ずれ防止、進捗管理、現況測量などでの活用を想定する。日次や週次で測量を実施しやすくすることで、工程遅延の抑制につなげる。
また、自動離着陸ドローン基地との連携により、測量業務の自動化が可能となる。ドローンが自動で離着陸と撮影を行い、取得画像をデータ管理機能「SENSYN CORE Datastore」へ自動アップロードする。その後、SENSYN CORE Mapperが3Dモデル生成と体積測量を実行。オフィスから土砂量や在庫量を確認できる。
マルチベンダー対応で、「DJI Dock」「Skydio Dock for X10」の自動離着陸ドローン基地に対応。既存システムとのAPI連携や、業務要件に合わせたカスタマイズ開発も可能としている。
体積測量機能は、専門的な点群処理ソフトウェアによる計算結果との比較検証で整合性を確認した。センシンロボティクスは豊富な現場ノウハウを活かし、導入検討から検証、業務実装まで一貫して支援する。
今後は、引き続き生成した3Dモデルの業務活用を進める。また、撮影画像やオルソ画像のAI解析結果を3Dモデル上に重ねることで、点検や状況把握への適用拡大を目指す。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
ドローン:送電線ドローン点検の小型モジュール登場 約73%の軽量化で山間部でも適用可能に
ブルーイノベーションは、送電線ドローン点検ソリューションの小型モジュール「BEPラインmini」を発表した。重量を200グラム未満に抑え、小型ドローンでの運用を実現。危険な昇塔作業をゼロにし、点検時間を半減させつつ、機材運搬が難しかった山間部など適用範囲も拡大する。
建築教育:金城学院大デザイン工学部が新施設を公開 実践重視の建設DX人材を育成
金城学院大学が2026年4月に新設した「デザイン工学部(建築デザイン学科/情報デザイン学科)」の新施設「ファブスタジオ」と「HARAPPA」が供用を開始した。建築設計のゲンバで使われている3Dプリンタなど最新のデジタル工作機械を備え、実践的なスキル習得を支援。産学連携の拠点として、次世代の建設IT人材の育成を標ぼうする。
ドローン:国内メーカー製部品で構成したドローン試作機「PD4B-MS」を開発、Prodrone
Prodroneは、主要構成部品を国内メーカー製品で構成したドローン試作機「PD4B-MS」を開発した。
スマートメンテナンス:東急建設が鉄道高架橋点検に損傷検出AIを活用 クラック調査作業を半減
東急建設は鉄道高架橋点検において、NTT e-Drone Technologyの損傷検出AIサービス「eドローンAI」を活用したクラック調査の実証実験を実施した。
衛星地球観測:衛星地球観測の活用事例を解説、CONSEOがレポートと動画シリーズを公開
JAXAが事務局を務めるCONSEOは、衛星地球観測データの仕組みや活用動向を解説する「CONSEOレポート」と解説動画シリーズを公開した。
製品動向:出来高管理支援サービス「ラクソクGeo」の受付開始 解析時間約85%削減
FLIGHTSは、点群生成から報告書作成までを行える出来高管理に特化したWebサービス「ラクソクGeo」の申込受付を開始した。解析時間を従来比で約85%削減し、費用はスタータープランで月額5万円(税別)。


