鴻池組が月1500件の上申書を完全デジタル化 工期延長を防ぐ承認フロー:現場管理
鴻池組は、エイトレッドが提供するワークフローシステムを導入し、協力会社との契約業務に関わる月間1500件もの上申書をデジタル化した。購買システムへのデータ登録から、承認処理、文書管理システムへの自動保存までを一元化する体制を構築し、紙回覧のボトルネックを解消するとともに電帳法対応も同時に実現したという。
エイトレッドは2026年5月21日、鴻池組によるワークフローシステム「AgileWorks(アジャイルワークス)」の導入事例を公開した。
申請業務のデジタル化で、契約までの期間短縮と工期延長リスクを抑制
鴻池組ではこれまで、協力会社との契約に不可欠な「上申書」の紙回覧が業務効率化の壁となっていた。さらに、2024年1月から電子取引データの保存が完全義務化された改正電子帳簿保存法(電帳法)への対応に向け、上申書の電子化や見積書の電子保管が急務となっていた。
課題解消のために鴻池組はAgileWorksを導入し、購買システムへのデータ登録から承認処理、文書管理システム「SVF Transact」への自動保存までを一連で処理できる体制を構築。手作業による入力や転記、郵送といった煩雑な作業が一切不要となった。
導入後約8カ月で約1万2000件、月換算で約1500件の申請業務をデジタル化し、大幅なペーパーレス化を達成した。承認スピードの向上は、契約締結までの期間短縮につながり、工期延長リスクの抑制にも寄与している。また、申請から保存までのプロセスをデジタルで完結させたことで、電帳法の要件も満たした。
鴻池組はシステム選定にあたり、複雑な承認ルートを柔軟に設定できる機能性、直感的な操作性を評価した。多彩な連携機能を有し、既存システムとスムーズに接続できる点も採用の決め手となったという。
AgileWorksは、協力会社との契約に必要な上申書を紙で回覧していたことが業務効率化のボトルネックだった。契約処理に時間を要する他、電子帳簿保存法対応の観点からも上申書の電子化や見積書の電子保管が急務だった。
AgileWorksは、複雑な承認フローにも対応する標準機能と高い拡張性を併せ持つ、中堅/大規模組織向けワークフローシステム。パッケージ版とクラウド版を用意し、最新版では「Web API」を実装するとともに「全文検索」や「ビジネスチャット通知」などを追加。利便性が大きく向上するスマートフォンアプリの提供も開始した。ワークフロー統計情報の取得も可能となり、社内の申請や承認の状況が可視化でき、単なる電子化にとどまらない全社的な業務効率化が見込める。
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