工事写真を撮るだけ、後の整理や台帳作成は丸投げ 建設向け「BPO丸投げサービス」:現場管理
verbal and dialogueは、工事写真を撮るだけで、AIが整理するアプリ「Cheez」と連携し、後は専門スタッフに任せるだけのBPOサービスの提供を開始した。長時間労働の一因となっている工事写真の撮影や整理、台帳作成といった業務を専門チームに一括依頼することで、年間コストにして最大93%の削減が見込める。
建設テック領域でAI工事写真アプリ「Cheez」を展開するverbal and dialogueは、建設業務を完全代行する新サービス「BPO丸投げサービス」を2025年10月から開始した。BPO丸投げサービスは、独自のAI技術と専門スタッフによるBPO(業務委託)を組み合わせ、工事写真台帳の作成や建設事務作業を“丸ごとお任せ”できる次世代型アウトソーシングモデル。
建設現場では、撮影や整理、台帳作成といった膨大な工事写真に関する業務が大きなボトルネックとなっており、「残業の原因」「人手不足の一因」ともいわれている。
verbal and dialogueが提供するAI工事写真アプリのCheezは、発注者名や工事名、写真帳名の基本情報を入力し、写真をドラッグ&ドロップすると、工事内容や設備名といった詳細項目はAIが自動で判別して写真台帳を生成する。面倒な工程管理との紐(ひも)付けをAIが代わりに行うため、導入企業では作業時間で93%、コスト換算で2880万円の削減が実現したという。
今回のBPO丸投げサービスは、その延長線上で“現場からも、事務所からも、面倒な作業をなくす”ことを目的に開発した。
Cheezで撮影したデータと自動連携し、AIが整理した後の写真を基に、現場監督経験のあるスタッフが報告書や写真台帳を代行作成するため、現場担当者は写真を撮るだけで済む。台帳の作成以外にも、報告書の整備、提出データのフォーマット対応まで、全てを専門チームに一括で任せられる。試算では年間コストで最大93%の削減が見込める。
verbal and dialogueでは今後、CheezシリーズとのAPI連携強化を進め、工事写真業務だけでなく積算や人員配置、安全管理など建設DXの包括支援を計画している。
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