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“BIMの常識”を問い直す寄稿から万博ガンダムまで 2025年「BUILT」記事ランキング2025年BUILT年間記事ランキング(1/2 ページ)

2025年にBUILTで公開された閲覧ランキングTop10の記事を紹介し、この1年を振り返ります。

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 建設業では人手不足や技術承継問題、建設コストの高騰、脱炭素対応などの複雑化する課題に対し、デジタル技術の活用や業務プロセスの見直しを通じて生産性向上を図る取り組みが進められています。BUILT編集部では2025年も建設業のDXの現状をはじめ、ICTやロボット、各種管理ツールといったテクノロジーの最新情報などを数多く発信してきました。

 2025年にBUILTで公開した全記事を対象にした累計閲覧数のランキングトップ10(集計期間:2024年12月21日〜2025年12月20日)を紹介し、この1年を振り返ります。


大阪・関西万博の等身大ガンダムと「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」 ©創通、サンライズ 撮影:宮裡將揮
BUILT 2025年 閲覧記事ランキング Top10
順位 記事
1 建設業法違反でパナソニックグループ16社が監督処分、2週間の営業停止など
2 大阪府茨木市にNTTデータの大規模データセンター2棟建設、2025年秋着工
3 日本政府パビリオン「日本館」を見学! 佐藤オオキ氏と日建設計が循環社会の未来を具現化
4 間違いだらけの「日本のBIMの常識」Vol.1 そもそもBIMとは何か?【日本列島BIM改革論:Reboot】
5 “道路陥没”を未然に防ぐ 地中の空洞を走行しながら測定する土木管理総合試験所の調査車両
6 ガンダム万博“大地に立つ”!? 乃村工藝社が手掛けた等身大像と、パビリオンを通じて描く未来
7 デロイトが分析、なぜ大和ハウス工業が“建設DX”の先頭にいるのか? 守りから攻めのDXへ
8 IHIが「重さ1トンを1000km運ぶ」無人空輸へ 支えるのはガスタービンと離着陸場
9 長期優良住宅認定、新築戸建ての3割まで拡大 新築の累計は159万戸に
10 隈研吾建築都市設計事務所でも採用 ブラザー工業の建築設計向け手書きノート共有アプリ
(集計期間:2024年12月21日〜2025年12月20日)

原点に立ち返り日本の「BIMの常識」を問い直す

 大手建設会社のDX戦略を取り上げた記事では、7位に「デロイトが分析、なぜ大和ハウス工業が“建設DX”の先頭にいるのか? 守りから攻めのDXへ」がランクイン。大和ハウス工業は“守りと攻め”のDX戦略を展開し、設計、製造、施工、維持管理をデータドリブンで連携するなど、他社に先駆けてデジタル変革が実現しつつあります。現在のDX進捗状況と実現できている理由をデロイトが分析しています。

 4位は、1年4か月ぶりに再始動した伊藤久晴氏の連載「日本列島BIM改革論」の新シリーズ「間違いだらけの『日本のBIMの常識』Vol.1」。伊藤氏は、日本では誤解された「BIMの解釈」がまん延し、それが日本と海外の差を生んでいると指摘。正しいBIMの常識とは何か、BIMとはそもそも何かを、海外での先進的な思想や国際基準の枠組みなどを引用しつつ、シリーズを通して考察します。

 また、生成AIやクラウド利用の拡大を背景とした大規模データセンター建設に関する記事も大きな関心を集めました。2位は、NTTデータグループでデータセンター事業を担うNTTグローバルデータセンターが、大阪府茨木市に「大阪北データセンター」を建設する計画を発表した際の記事。施設は合計2棟で構成し、完成時に36メガワット(MW)のIT電力容量を安定供給する計画です。2027年度下期にサービス開始を目指しています。


大阪北データセンターの建設イメージ 出典:NTTデータグループプレスリリース

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