スマホで撮影した画像や動画から3Dモデルを自動生成 OBJ形式の出力でBIM連携も可能：AI

mignは、画像や動画をアップロードするだけで高精度な3Dモデルを自動生成する新サービス「pixura」の提供を開始した。各種BIMソフトウェアとも連携し、建物や家具の3D化を誰でも簡単に生成できる。

[BUILT]

建設／不動産分野でAIソリューションを提供するmignは2025年6月5日、画像や動画データをもとにAIが自動で3Dモデルを生成する新サービス「pixura（ピクスラ）」の提供を開始した。

画像や動画だけで高精度な3Dモデルを自動生成

　建物や家具といったインテリア、さらには物件全体の3Dモデルを作成する作業は、これまで専門的なソフトウェアと高いスキルが求められ、時間や労力の面でも大きな負担となっていた。

　pixuraは、スマートフォンやカメラで撮影した動画や画像をアップロードすることで、AIが椅子や机などのインテリアから建築物などの3Dモデルを自動生成するサービス。動画データはフレーム単位で画像に変換されて処理されるため、静止画同様の高精度なモデルを生成する。出力される3Dモデルは、業界標準のOBJファイル形式に対応し、各種BIMソフトウェアとも連携する。

スマートフォンで撮影した椅子　出典：mignプレスリリース

撮影した椅子を3Dモデルに自動生成　出典：mignプレスリリース

　OBJ形式で出力された3Dモデルは、BIMソフトウェアにそのままインポートして設計や管理の業務に活用でき、業務フローへの組み込みもスムーズ。

　図面作成や構造把握のために必要だった複雑な操作や手作業は必要としない。現場の誰でも使える直感的なUIとAI処理で、作業負荷の軽減がもたらされる。