山善の“水冷服”に新色「ブラックカモ」と脇も冷やせる「ProPLUS」を追加:安全衛生
山善は、外気を取り込まず内側のチューブに冷たい水が通ることで身体を冷やす酷暑対策ウェア「水冷服 DIRECT COOL」シリーズの新製品を発売した。新ラインアップは、首元や脇下を冷却するPREMIUMモデルに新色「ブラックカモ」や新機能で脇も冷やせる「ProPLUS」が加わった。
山善は2025年4月10日、酷暑対策に最適な「水冷服 DIRECT COOL」シリーズの新商品を発売した。
新色「ブラックカモ」と脇も冷却機能を搭載した「ProPLUS」を追加
新ラインアップは、2024年に販売を開始し、首元や脇下が効率的に冷えると支持を集めた「水冷服 DIRECT COOL PREMIUM(プレミアム)」に、新色「ブラックカモ」を追加。さらに「脇を冷やしたい」というユーザーの声に応え、2024年に発表したPRO仕様に、脇部分の冷却機能を新たに搭載した「DIRECT COOL ProPLUS(プロプラス)」も加わった。インターネット通販サイト「山善ビズコム」やECモール「くらしのeショップ」などのECサイトで取り扱う。
水冷服 DIRECT COOLシリーズは、外気を取り込まず内側に張り巡らせたチューブに冷たい水が通ることで、身体をダイレクトに冷やせる酷暑対策ウェア。シリーズの全モデルで、市販のモバイルバッテリーが使える。
今回登場したPREMIUMのブラックカモは、2024年に完売したブルーカモに続き、汚れが目立たない色が欲しいとの意見を受け、シックでスタイリッシュなデザインに仕上げた。従来の高い冷却性能はそのままに、より幅広いシーンで着用しやすくなった。PREMIUMのサイズはフリー(S〜5L相当)で、参考価格はバッテリー別売タイプが2万800円、バッテリー付属タイプが2万3800円(いずれも税込み)。ブラックカモはバッテリー別売タイプのみ、ECサイト限定での販売となる。
ProPLUSは、従来のプロ仕様が進化し、脇部分も冷やせる仕様となり、より効果的に体温調節が可能となった。「首も脇も冷やしたい人」「脇だけ冷やしたい人」「カジュアルに普段使いしたい人」など、さまざまなニーズに対応し、作業用はもちろん、猛暑が予想される夏の日常生活でも着まわせる。参考価格はバッテリー別売タイプで1万5800円(税込み)。
従来品の普段使いに適した「水冷服 DIRECT COOL ベーシックモデル」は、カジュアルな服のようなデザインで、「ネービー」と「グレー」の2色を新たに展開。これまでの作業用ウェアのイメージを一新し、より気軽に着用できる。専用のチャージボトルが不要で、ペットボトル1本(650mlまで)で冷却するため、日常生活でも使える仕様となっている。連続運転はバッテリーに接続するだけ。サイズはフリーで、参考価格はバッテリー別売タイプが9980円、バッテリー付属タイプが1万2800円(いずれ税込み)。
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