ガンダムが万博“大地に立つ”!? 乃村工藝社が手掛けた等身大像と、パビリオンを通じて描く未来:大阪・関西万博(2/2 ページ)
2025年4月13日に開幕する「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」。バンダイナムコホールディングスは、開幕に先駆け、4月9日には関西初上陸となる「実物大ガンダム像」とパビリオン「GUNDAM NEXT FUTURE PAVILION」の全容を初公開した。パビリオン施設の建設は前田建設工業、パビリオンの内装工事やガンダム像の施工は乃村工藝社がそれぞれ担当し、万博会場でも強い印象を残すパビリオンを実現した。
実物大ガンダムと、パビリオンに込められた思い
パビリオン施設の建設は前田建設工業、パビリオンの内装工事やガンダム像の設置・施工は乃村工藝社がそれぞれ担当し、万博会場でも強い印象を残すパビリオンを創造した。
実物大ガンダム像は指先までの全高が16.72メートルで総重量は49.1トンのシンボリックな存在となっている。そのガンダムのポーズは膝をつき、空に手を伸ばして、来場者に強いインパクトを与える。宇宙と、これからの未来にむけて手を差し伸べることをイメージし、人類とともに新たな宇宙時代を切り拓いていくというメッセージを込めた。
パビリオンでは、ガンダム作品が培ってきたイメージを源泉とした新作映像「GUNDAM:Next Universal Century」をアトラクション演出とともに上映する。
映像では、新たなガンダム世界の「宇宙世紀」を舞台に、軌道エレベーターによる宇宙ステーション「スタージャブロー」への見学ツアーに参加する設定だ。美しい3D映像で、モビルスーツたちが平和利用された未来の宇宙での暮らしを体験できる。
そして、初代のガンダムファンにはたまらない今回のパビリオンの設定に合わせてリファインされたテレビシリーズとは異なる新たなガンダムと、ジオングの迫力ある戦闘も楽しめる。
パビリオン体験は午前10時から21時まで、体験の所要時間は約50分。参加には事前予約か、14時以降の当日登録が必要となる。実物大ガンダム像の観覧は自由に可能だ。
これからの未来への夢を語る新たなガンダム作品を、会場でぜひ体感してほしい。
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