ニュース
別子銅山の木を1000本使用した万博パビリオン「住友館」公開 森をめぐる冒険で「いのちの物語」を体験:大阪・関西万博(1/4 ページ)
住友グループは大阪・関西万博の開幕直前となる2025年4月2日、「住友館」のプレス内覧会を開催した。パビリオン建設では、住友グループ発展の礎となった“別子銅山”で植林したスギやヒノキなど約1000本の木々を活用した。内部では会期中、ランタンを片手に森を冒険する「UNKNOWN FOREST」、複層の映像スクリーンと音楽や人が融合する大迫力の演出が繰り広げられる「パフォーミングシアター」を展開する。
2025年4月13日、大阪・関西万博がいよいよ幕を開ける。開幕に先立ち4月2日には、住友グループの「住友館」がパビリオンの全容をメディアに公開した。430年の歴史を誇る企業が描く未来には、その建築、展示、思想の全てが“いのちの循環”と“つながり”に満ちている。
「森」と共に歩んできた企業の原点
メディア内覧会では冒頭、住友 EXPO2025 推進委員会 委員長 中村邦晴氏が住友館の概要を説明した。
住友館の根底にあるのは、430年の歴史を持つ住友グループの原点、そして愛媛県の別子に広がる自然との深い関わりだという。
象徴的なのが、かつての別子銅山の開発とその後の植林。住友グループは「使ったら戻す」「壊したら癒す」という自然との向き合い方を実践してきた。住友館では、この精神を未来へ引き継ぐため、森をめぐる冒険「UNKNOWN FOREST(アンノン フォレスト)」を展開する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.