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全815戸の超高層マンション「リビオタワー品川」をROOVのデジタルツインで体感:xR
日鉄興和不動産は、JR「品川」駅近で建設が進む30階超のタワーマンション「リビオタワー品川」のマンションギャラリーで、スタイルポートの「ROOV.space」を導入した。マンション購入検討者は3D空間で、建物の内観だけでなく、外観や共用部、周辺エリアの移り変わりも確認できる。
スタイルポートは2024年11月8日、日鉄興和不動産の「リビオタワー品川」プロジェクトで、デジタルツインソリューション「ROOV.space」を用いた体験を提供すると発表した。
デジタルツインで建物の内外観や周辺エリアの変貌も体感
ROOV.spaceは、スタイルポートが2024年6月から提供を開始したデジタルツインのサービス。都市空間から室内空間まで、変化する将来の周辺エリアを3DCGで再現し、3Dモデルにはさまざまな関連データを紐付けてオーバーレイ表示ができる。物件の内部に加え、建物の外観や共有部、将来の周辺エリアの変貌も体感可能で、関係者間での合意形成にも使える。
今回、リビオタワー品川のマンションギャラリーで採用が決まり、来訪者は従来のモデルルームや物件の模型に限らず、各接客卓で購入判断につながる建物の外観や共用部、周辺環境などの情報を確認できる。日鉄興和不動産の担当者はROOV.space活用のメリットについて、「顧客に物件や街並みのイメージをリアルに確認いただくことで、購入判断や購入後の齟齬を減らすことに役立つ」とコメントしている。
リビオタワー品川は、JR「品川」駅から徒歩13分の東京都港区港南3丁目で計画が進む大規模タワー。地上34階建て総戸数815戸で、2026年5月の竣工、同年10月の引き渡し開始を予定している。
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