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配筋検査用AIカメラに「ARスケール」を標準搭載 プライム ライフ テクノロジーズ製品動向

プライム ライフ テクノロジーズは、配筋検査用AIカメラ「CONSAIT Eye」の新機能として「ARスケール」を標準搭載する。AIカメラ計測が難しい箇所でも、物理的なスケールを使用せず、デジタル上で簡単に検査が行える。

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 プライム ライフ テクノロジーズは2024年12月20日から、配筋検査用AIカメラ「CONSAIT Eye(コンサイト アイ)」の新機能として「ARスケール」を標準搭載する。新機能により、AIカメラ計測が難しい箇所でも、物理的なスケールを使用せず、デジタル上で簡単に検査が行える。

 AIカメラ計測とARスケール撮影は、現場の状況に応じて選択が可能。ユーザーニーズに応じた柔軟な使い方ができる。ARスケール撮影では現場作業が簡易化されるため、検査時間をさらに短縮する。

CONSAIT Eyeの「ARスケール機能」画面イメージ
CONSAIT Eyeの「ARスケール機能」画面イメージ 出典:プライム ライフ テクノロジーズプレスリリース

 CONSAIT Eyeは、AIを搭載した4K 3眼ステレオカメラ技術により、配筋を立体的に検知して鉄筋径、本数、ピッチを計測。高精度な配筋検査を実現しながら、従来の検査作業と比較して大幅な作業負担の軽減につなげてきた。

 一方、AIカメラ計測でカバーできない場所では、物理的なスケールとマーカーを使用した記録写真撮影が必要だった。新たに搭載したARスケール機能では、鉄筋に正対した状態で撮影することで、画面上にデジタルスケールを表示。電子マーカーと併用することで、記録写真撮影がより効率化できる。

 CONSAIT EyeのAIカメラのピッチ計測精度は、国土交通省の「デジタルデータを活用した鉄筋出来形計測の実施要領(案)」に準拠している。新機能では、AIカメラ計測と同じ技術で検知した鉄筋線分に沿ってARスケールを配置する。ARスケールを表示する際は、アプリが自動的に正対して鉄筋を撮影できているかを判定する。

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