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大規模工事現場にスキンケアグッズを試験導入、東急コミュニティー:産業動向
総合不動産管理会社の東急コミュニティーは、化粧品メーカーのファンケルの協力を得て、首都圏エリアの大規模改修工事の現場事務所に、日焼け止めや洗顔料、化粧液などのスキンケアグッズを設置する取り組みを試験的に開始した。
総合不動産管理会社の東急コミュニティーは2024年9月4日、首都圏エリアの大規模改修工事の現場事務所に、日焼け止めや洗顔料、化粧液などのスキンケアグッズを設置する取り組みを試験的に開始したと発表した。紫外線が強い屋外作業を行う作業者の働きやすさを向上するとともに、スキンケアの面から処遇改善を図る。
東急コミュニティーでは社員の高齢化や次世代への技術継承の課題に対し、ICT活用などを通じ魅力ある職場づくりに取り組んできた。今回は特に若手の男性や女性が現場で働く際の快適性をプラスするため、スキンケアグッズを試験導入した。
今回の取り組みは、化粧品メーカーのファンケルが全面協力し、スキンケアグッズ提供の他、東急コミュニティーの研修施設「NOTIA」で、技術員を対象にスキンケアの基礎知識や方法を学ぶセミナーを開催した。
東急コミュニティーでは、会社への貢献活動や個人の健康促進活動を行うと商品などに交換できるポイントが貰える「社内マイレージ制度」など、従業員の働き方やニーズの多様化に対応した福利厚生制度を整備している。今後も、従業員の「ライフ」と「ワーク」を支援する取り組みを推進し、建設業界全体の魅力向上に寄与する。
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