木製素材の需要増に応え木製ブラインドを拡充、充電できる製品も発売 立川ブラインド工業:製品動向(3/3 ページ)
立川ブラインド工業は、環境配慮の観点から需要拡大が見込まれる木製ブラインド「フォレティア」をリニューアルし、国産材を使用したスラットを追加した他、電動化にも対応した。住宅に加え、オフィスや商業施設での需要を見込んでいる。
オフィスや店舗でも意匠性の高いインテリアの需要が増加
自分らしい空間をコーディネートできるデザインブランドとして展開する「アフタービート」も、2024年5月にリニューアルした。住宅だけでなくオフィスや店舗などの非住宅でも意匠性の高いインテリアの需要が増えていることを受け、アフタービートのデザイン性や機能性をさら向上させた。
感情をモチーフに、「カフェ」「ハピネス」「エナジー」「コンフォート」「クール」の5つのフィーリングテーマでテーマカラーラインアップを展開する他、スラットに石目調や金属調のデザインや、遮熱性能が高い製品などを拡充した。
また、フォレティアと同様、機構部のデザインを改良し、電動製品とバッテリー仕様も新たに追加した。
スラットのラインアップは40アイテムで、メーカー希望小売価格は180(幅)×180(高さ)の場合、アフタービートが5万7500円から、「アフタービート エグゼ」が6万3300円から、電動製品は14万2500円から(全て税別、取り付け費などは含まない)。
ブラインドを開けずに出入りできる調光縦型ブラインド
会場では、2024年2月から販売を開始した、カーテンのような柔らかい布を使用した調光縦型ブラインド「エアレ」も展示した。「カーテンとの違いは、ドレープとレースが一体になった生地を、1枚ずつ独立してU字状のウエーブになるように取り付けていることだ。ブラインドを開けなくても、どこからでも自由に出入りできる」(立川ブラインド工業広報担当者)。屋内との行き来が頻繁に発生する場所でも開閉の手間がかからず、遮蔽性を維持したままなので視線対策もできる。非住宅向けでは、ホテルや商業施設での需要拡大を見込んでいるという。
メーカー希望小売価格は180(幅)×180(高さ)で、バトン操作、生地がフォルモの場合、11万7200円(税別、取り付け費などは含まない)。
発表会は今後、6月にさいたま、名古屋、広島、福岡、7月に仙台、千葉、8月に金沢、札幌で予定されている。
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