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能登半島地震の道路状況をWebで可視化 国交省の「道路復旧見える化マップ」:災害対策
国土交通省は、能登半島地震の道路復旧状況をWebサイト上に可視化した「道路復旧見える化マップ」を公開した。
国土交通省 道路局企画課は2023年1月12日、2024年1月1日に発生した「能登半島地震」を受け、緊急復旧を進めている道路の通行情報や復旧情報をデジタルマップで可視化したWebサイト「道路復旧見える化マップ」を公開した。
道路復旧見える化マップは、国土地理院が配信するタイル状の地図データ「地理院タイル」をベースに、各種情報を選択して表示できる。被災箇所では道路路線名と大/中などの被害規模を示し、被災状況では朝日航洋やアジア航測、国際航業、パスコが提供した被災地の航空写真を載せている。
また、緊急復旧工事の状況では、緊急車両などの通行のために、最低限の瓦礫(がれき)処理を行い、救援ルートを開ける“道路啓開”の作業中写真やYouTube動画、啓開前後の比較写真に加え、道路の通行状況として七尾市から輪島市や珠洲市、能登町までの各都市の所要時間、ETC2.0搭載車の走行履歴となるETC2.0プローブデータをもとにした平均速度などのデータも網羅している。
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