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2025年度のエコキュート生産30万台達成 パナソニック 空質空調社の3つの戦略:ZEH(3/3 ページ)
カーボンニュートラル実現など、地球環境への関心の高まりを追い風に、堅調な市場成長を続ける再生可能エネルギーを活用した給湯機「エコキュート」。2025年度には30万台の生産体制も視野に入れるパナソニック 空質空調社のエコキュート事業の事業戦略とは。
e-STATION KUSATSUは、エコキュート本質価値と先進機能をリアルに体感できることをコンセプトにしたショールーム。“e-”は、エコキュート、エコロジー、エコノミーのそれぞれの頭文字から冠した 提供:パナソニック 空質空調社
国内の生産体制を増強し、需要増に備える
エコキュート事業の拡大に向けた取り組みと併せ、生産能力の増強も図る。既に2021年度から約13億円を投資し、エコキュートの貯湯ユニットとヒートポンプユニットの源泉工程(原材料からエコキュートに必要な部品を自社内で生産すること)から組み立てまでを一貫して行う、草津工場の生産能力増強を進めている。
2022年度には組み立て工程を増強し、生産台数20万台(前年比113%)を達成。2023年度は源泉工程を増強し、20万台超の生産能力の構築に向けて取り組んでいる途中だ。
2025年度までには30万台の生産体制を確立し、エコキュート事業の拡大を目指すという。
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