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パナソニック コネクト、自社向けAIアシスタントサービスを機能拡張:AI
パナソニック コネクトは、OpenAIのLLMをベースに開発した自社向けAIアシスタントサービス「ConnectAI」の機能を拡張する。新たに自社の公式情報も活用可能とし、試験運用を開始。カスタマーサポートセンターでの実用化を目指す。
パナソニック コネクトは2023年6月、OpenAIのLLM(大規模言語モデル)をベースに開発した自社向けAI(人工知能)アシスタントサービス「ConnectAI(旧称:ConnectGPT)」の機能を拡張すると発表した。
今回、新たに自社の公式情報も活用可能とし、業務での実用化に向けて試験運用を開始する。2023年6月にプロジェクトを開始し、自社公式情報に基づいた回答が可能なAIアシスタントを同年9月から1カ月間にわたって試験的に社員に公開、評価する。
セマンティック検索を利用。公開済みのWebページ約3700ページ、ニュースリリース495ページ、対外向けのパナソニック コネクトのホームページ3200ページが対象となる。
プロンプトの音声入力にも対応する。また、AIを用いた社員が回答結果の真偽を自身で検証可能とすべく、回答の引用元を併せて表示する機能を開発。機能の有効性や情報漏えいの有無についても、試験運用期間を通じて検証する。
試験運用を経て、自社固有の社外秘情報に回答可能なAIを2023年10月以降に活用する計画だ。カスタマーサポートセンターで用いる予定となっている。また、2024年度以降には、個人の役割に応じた回答が可能なAIの活用についても検討する。
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