パナソニック ホームズ、住まいに対する意向調査の結果発表:調査レポート
パナソニック ホームズは、住まいに対する意向調査の結果を発表した。住宅において、安全性や快適性、省エネなどを重視する回答が多くなっている。また、Z世代では新築一戸建てへの意向が強くみられた。
パナソニック ホームズは2023年4月、住まいに対する意向調査の結果を発表した。
同社は2023年3月から4月にかけて、Z世代(15〜25歳)を含めた住宅購入検討層や将来的な購入検討層を対象に同調査を実施した。
住宅に求めるものとしては、「安全な住まい」(64.1%)、「快適な住まい」(62.1%)、「長く住める」(54.4%)が多く挙がった。また、住宅性能で重視するものは、「耐震性」(67.0%)、「断熱性」(46.4%)、「省エネ」(42.5%)の順となっている。
また、83.8%がZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)に、80.1%が全館空調システムに関心を示した。光熱費の抑制や環境保護などへの意向が強いことが示唆される。
さらに、15〜49歳の独身者に結婚した後どこに住みたいかを尋ねたところ、一戸建てとする回答が各世代で最も多かった。中でもZ世代では、56.0%が一戸建てと回答している。
住宅購入にあたり優先することとしては、「立地の良さ」が各世代で最も多かった。また、世代ごとに見ると、新築を優先するという回答がZ世代で24.2%を占めており、40代の13.3%より10ポイント以上多い結果となった。
住宅購入にあたり費用が足りなかった場合は、各世代で「購入はせず賃貸にする」が最も多かったものの、40代の43.8%が賃貸にすると回答したのに対し、Z世代は32.2%に留まった。Z世代では、「狭くしても良い」「遠くにしても良い」という回答が他の世代と比較して多くなっている。
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