鹿島、札幌の4丁目プラザ跡地にオフィス商業複合ビル本格着工:プロジェクト
鹿島は、札幌市中央区南1条西4丁目にて開発を進めている「(仮称)札幌4丁目プロジェクト新築計画」に本格着工した。地上13階・地下2階建、延床面積約5700坪のオフィス商業複合ビルを建設する。
鹿島は、札幌市中央区南1条西4丁目にて開発を進めている「(仮称)札幌4丁目プロジェクト新築計画」に本格着工した。同計画は、札幌市内有数の繁華街である南1西4スクランブル交差点(4丁目十字街)に面していたファッションビル「4丁目プラザ」跡地の開発事業だ。
札幌市営地下鉄南北線、東西線、東豊線の3路線が乗り入れる「大通」駅に直結する立地に、鹿島の企画・開発・設計・施工により、地上13階・地下2階建、延床面積約5700坪のオフィス・商業複合ビルを建設する。完工は2025年1月の予定。
同計画は、個人から企業まで大小さまざまな主体が集まる「自由な価値観・ライフスタイルを育む新しい活動の場」を創出する。地下1階から地上3階までは商業施設となり、地上階の商業施設は主要道路である南1条通と札幌駅前通に面する位置に配置する。地下1階はさっぽろ地下街ポールタウンと接続する計画としており、地下鉄「大通」駅から天候に左右されずにアクセスできる。
また、地上1階と3階には市民・来街者・ワーカーが集い憩える「まちのリビング」、地上4階から13階は、1フロア約300坪、延べ面積では約3000坪と、札幌大通地区で最大級(同社)のオフィスプレートを提供する。1フロアは最大7区画に分割可能で、大小さまざまなオフィステナント需要に対応する。
低層階共用部は、帰宅困難者約100人の受け入れが可能であり、地下の防災備蓄倉庫(3日分の飲食物提供が可能)の設置と合わせて、有事の際に一時滞在施設として機能する。
施工にあたっては、鉄骨溶接工事に溶接ロボットを使用するなど、機械化・自動化を進める。施工中に蓄積したデータは完工後の建物管理に引き継ぎ、維持管理の合理化、省力化に活用するという。
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