鹿島建設が六本木でワークプレースをオープン、多様な働き方に対応:リノベ
鹿島建設は、東京建物とともに、東京都港区で共同で保有する六本木和幸ビルを改修し、ワークプレース「Kant.」としてオープンした。
鹿島建設は、東京建物とともに、東京都港区で共同で保有する六本木和幸ビルで、「すこやかに働く」をテーマとしたワークプレース「Kant.」を開業したことを2022年5月24日に発表した。
ワークラウンジはフリーアドレスに対応
開発地は、「六本木」駅から徒歩1分という都心にありながら自然を感じられる場所にある。Kant.は、1971年竣工の地下1階/地下8階建てのビルをリノベーションしたもので、ワークラウンジ、オフィス、カフェ&ミュージックバーラウンジで構成される。
1階のカフェ&ミュージックバーラウンジ「Common」では、バリスタが丁寧に作るスペシャルティコーヒーや素材にこだわったサラダボウルなどの飲食を提供するだけでなく、若手アーティストのアートを展示している。
2〜3階のワークラウンジ「Kant.WORK LOUNGE」は、フリーアドレスの2階と1人から使える固定席・固定ブースのプランを備えた3階から成り、ユーザーのワーク・ライフスタイルに合わせた柔軟な働き方をサポートする。さらに、緑あふれる開放的な空間を設けている他、1階のCommonと連携し、コーヒーやメディテーション、ヨガなどのサービスを展開する見込みだ。
4〜5階のコミュニティーオフィス「Kant.co-office」では、企業ごとの個室区画が並ぶ5階と、入居企業でシェアする4階の共用ワークプレースを用意しており、専任のコミュニティーマネジャーが企業間のコラボレーションやオフィスワーカーのユーザーエクスペリエンス向上を支援することで、快適に働ける環境を構築している。
7階のオフィス「Kant.build officeで」は、入居時のカスタマイズや入居後のアップデートに対応し、入居者の実現したい空間づくりが行える。
また、1〜3階部分の企画と2階の運営は、Noumが担い、3〜5階と7階は、ヒトカラメディアがオフィス区画の企画・運営やコミュニティーマネジャーの配置を担当する。加えて、1階には、The Youthとの協業で、日常的なコミュニケーションの促進と地域を交えたイベントの開催を見込んでいる。
六本木和幸ビルの概要
六本木和幸ビルは、地下1階/地上8階建てで、延べ床面積は3188平方メートル。所在地は東京都港区六本木4-8-5で、敷地面積は3188平方メートル。用途は事務所ほか。
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