応用技術の「Navismaster」に新バージョン 「Civil 3D」と属性情報の連携が可能に:CIM
応用技術のBIM/CIM属性管理ツール「Navismaster」がバージョンアップし、「Civil 3D」とデータ連携することが可能になった。
応用技術は2023年5月25日、BIM/CIM属性管理ツール「Navismaster」のVer3.0.0をリリースした。
Navismasterは、BIM/CIMに対応する建設従事者の業務効率改善を目的に、応用技術が開発販売している建設プロジェクトの統合管理レビューソフトウェア「Autodesk Navisworks」のアドインツール。
最新バージョンアップでは「Civil 3D」と連携
Navismasterは、CIMを誰もが「使いこなす(Masterする)」を掲げ、フォルダ作成や属性項目の設定をテンプレート化した「3次元モデル成果物作成要領(案)」に沿った納品支援に加え、属性編集、検索/集計/色分けなどの属性活用といった機能を実装し、統合された3次元モデルの属性活用や設計から施工までのシームレスなデータ共有が実現する。
今回のバージョンアップでは、Navisworks上で付与した3次元設計オブジェクトに付加する識別情報や部材情報などの“属性情報”を、3次元土木設計用ツール「Autodesk Civil 3D」に連携する機能を追加した。Navisworks上の統合モデルに付与した属性情報をCivil 3Dへ引き渡すことが可能となり、さらにCivil 3DのIFC出力を使うことでIFCファイル書き出しまでをサポートする。
他にも、BIM/CIMモデルに備わっている属性情報の書き出しでは、全てのプロパティタブを一括でCSVファイルに出力できるようになった。これまでのNavismasterでは、プロパティタブごとの出力のみだったが、属性編集作業がさらに効率的に行えることになる。
また、Navisworks独自のファイル形式「NWD」での保存機能では、再保存可否などのパブリッシュ設定も行えるようになった。
Navismaster Ver3.0.0の価格は、シングルライセンスが年間18万円、5ライセンス以上からのマルチライセンスは年間27万円(いずれも税別)。Autodesk AEC Collectionとの同時購入の場合は、特別割引が適用される。
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