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東急建設がISO 19650-2に基づく「BIM BSI Verification(検証)」を取得BIM

東急建設は、BIMの国際規格「ISO 19650」に基づく「BIM BSI Verification(検証)」を取得した。

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 東急建設は、2023年3月30日にBSIグループジャパンからISO 19650-2に基づく「BIM BSI Verification(検証)」を取得したと2023年5月18日に明らかにした。

BIMを建設生産プロセス全体の情報管理マネジメントとして整備

 ISO 19650は、BIMを使用した建設物のライフサイクル全体にわたって情報管理を行うための国際規格。BIMの成熟度を示すレベル2同様の原則と高レベルの要件が、全て含まれている。東急建設によるBIM BSI Verification(検証)の認証取得は、元請受託組織としての建築設計業務に関して、BIMを自主的に適用したプロジェクトの取り組みを確認し、ISO 19650-2(BIMを使用した情報マネジメント:資産のデリバリーフェーズ)への適合性を検証したものとなる。

2023年4月27日に執り行われた認証授与式。写真左から東急建設 代表取締役社長 寺田光宏氏、BSIグループジャパン 代表取締役社長 漆原将樹氏
2023年4月27日に執り行われた認証授与式。写真左から東急建設 代表取締役社長 寺田光宏氏、BSIグループジャパン 代表取締役社長 漆原将樹氏 出典:東急建設プレスリリース

 東急建設では、長期経営計画の“To zero, from zero.”VISION2030で、BIM/CIMによるデジタルプラットフォームを構築し、デジタルシフトを加速する方針を掲げている。BIMで重要な情報マネジメントを発注組織や元請組織、協力会社など関係者全体で確立するISO 19650は、長期経営計画を達成する上で必要不可欠だとして、認証取得に取り組んだという。

 認証取得に向けた準備と検証の過程では、情報の扱い方や流れ方の重要性を改めて見直した。BIMを資産のライフサイクル全体で利用し、発注者の戦略的観点からはじまる情報と捉え、建設生産プロセスの各フェーズで、情報の作成や利用、管理を適正に行うシステムとして機能させる準備を整えた。

 今後は、「BIMの社会的価値がますます注目される中、マネジメントシステムが適正に運用できているかを検証していくことで、BIM活用は次のステップに進めると確信している。引き続き、BIMの礎としてISO 19650を活用していく」とコメントしている。

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