ニュース
戸田建設の医療施設向け「感染症対策ユニット」に、“折りたたみ型”が追加:withコロナ
戸田建設は、新型コロナ対策で、医療施設の感染区画を工事不要で容易に変更できる「感染症対策ユニット」に、折りたたみ型を追加した。
戸田建設は2023年1月18日、2021年2月から販売している「感染症対策ユニット」について、「従来型」「セミオーダー型」に加え、新たに平時の活用も念頭に置いた「折りたたみ型」の受注対応を開始したと発表した。
平時には、ワーキングブースや授乳室として活用
新型コロナウイルス感染症による影響が続く中、ウイルスとの共存に向けたafterコロナ/withコロナの社会の在り方が問われ続けている。
戸田建設は、開発した感染症対策ユニットを建設が出来ない状況下での一時しのぎの代替品ではなく、今後も発生する可能性のある新型感染症へのBCP対応策としても、継続使用できるように、平時での活用や保管方法の検討を続けてきた。
今回は、感染症対策ユニットの特徴となっている「堅牢な素材でありながらも軽量で、院内スタッフだけで取り付けができる手軽な機能性」を損なうことなく、「従来型」「セミオーダー型」よりも省スペースで保管し、平時もワーキングブースや授乳室として活用できる改良型を開発した。
折りたたみ型は、多種多様なユニット内作業にも対応したゆとりあるスペースを構築可能で、防護具の着替えまでを想定していた900ミリの奥行きを最大1150ミリまで拡張できる。
搬送時には、移設状況に合わせて奥行きを最小320ミリまで折りたためる。そのため、保管の際にも大きなスペースを必要とせず、倉庫や空きスペースへ収納が可能だ。
戸田建設では、顧客の状況をヒアリングしながら、医療機関ごとのニーズに応じたカスタマイズで提案していくとしている。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
- 戸田建設が“新型コロナ”の院内感染を防ぐ「ゾーニング検討」を無償提供
戸田建設は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、逼迫(ひっぱく)する医療体制を支援すべく、病院での感染症対策の際に必要となる動線計画など「ゾーニング検討」の無償提供を開始した。 - アズビルが入退出の顔認証に「AI検温」機能を追加、withコロナ社会へ対応
アズビルは、新型コロナウイルス感染症の対策として、非接触で顔を認識して検温する「AI温度検知ソリューション」の販売を開始した。AI温度検知ソリューションは、withコロナ時代におけるイベント会場やオフィスビルなど、新たな入退場管理方法として需要に応える。 - 抗菌の素材から開発、ヤマダ電機グループの住宅メーカーがwithコロナの住まいを提案
ヤマダホームズは、ヤマダホールディングスの一員として、災害に強い設備を備え、健康に留意したスマートハウスの実現を目指している。コロナ禍にあっても、抗菌・抗ウイルスの素材や部材の開発、24時間の換気システム、ウイルスを居住スペースに持ち込まない導線設計など、各種の対策を用意している。 - 日立のDXでもっと楽に確実に!ニューノーマルに順応するビル管理業務とは?
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ビル管理業務にも3密回避や非接触のサービス、柔軟な働き方など、“ニューノーマル(新常態)時代”に即した変革が迫られている。エレベーターやエスカレーターの販売・保守を主力事業とする日立ビルシステムでは、こうしたビル管理の変化に、独自のIoTプラットフォーム「Lumada(ルマーダ)」を中心に据えたDX戦略で、ビル利用者やビルオーナー、ビル管理者向けに、withコロナ、自然災害、働き方の3つの課題を解消するサービスを展開している。