ベトナムに物流拠点「ディーアンロジスティクスセンター」を開設、大和物流:ロジスティクス
大和物流は、ベトナムの現地法人Daiwa Logistics Vietnamを通じ、物流拠点「ディーアンロジスティクスセンター」を開設した。大和物流がベトナムで物流施設を開設するのは2件目で、2023年度中にベトナム北部でも物流施設を開業し、累計で自社運営の物流施設を3拠点、延床面積を約1万2000平方メートルに拡大する考えだ。
大和ハウスグループの大和物流株式会社は2023年1月5日、ベトナムの現地法人、Daiwa Logistics Vietnamを通じ、物流拠点「ディーアンロジスティクスセンター」を2022年12月21日に開設したと発表した。大和物流がベトナムで物流施設を開設するのは2カ所目。総賃借面積は5684.4平方メートルで鉄筋コンクリート造、トラックバースや倉庫を備える。
ベトナムの流通事業者や小売・EC事業者向け物流サービスを提供
大和物流は、2021年11月にベトナムでの物流サービスを強化するため、ドンナイ省に物流拠点「ロックアンビンソンロジスティクスセンター」を開設。日本との国際一貫輸送やベトナム国内で荷主企業に代わる第三者として物流を設計・提案し、包括的に受託する事業形態である3PLなどの国際物流サービスを行ってきた。
ディーアンロジスティクスセンターは工業団地が集積し、日系を含む多数の外資系企業が進出するビンズン省ディーアン市に所在。ベトナム南部の主要貿易港「カトライ港」まで約30キロで、主要空港である「タンソンニャット国際空港」まで約20キロの距離にあり、空輸や海運による国際物流に適した立地に位置する。
また、金融や商業、行政などの機能が集まるホーチミン市1区まで約25キロで、都市部への輸配送拠点としての交通利便性にも優れている。
ディーアンロジスティクスセンターでは、主にベトナムの現地消費者をターゲットとした流通事業者や小売・EC事業者向けに対して、日用雑貨や衣料品、飲料などの店舗配送や在庫管理などの物流サービスを提供する。さらに、ベトナムと日本の在庫一元管理や多様な納入形態に対応した流通加工、現地パートナーとの連携によるラストワンマイル配送なども展開していく。
大和物流は今後、経済成長を続けているベトナムでさらなる事業拡大を図るため、2023年度中にベトナム北部でも物流施設を開設し、累計で自社運営の物流施設を3拠点、延べ床面積を約1万2000平方メートルに拡大する考えだ。
なお、ディーアンロジスティクスセンター」は、米国の大手民間投資企業であるWarburg Pincus LLCと、ベトナムの産業インフラ開発のパイオニア、Becamex IDCの合弁会社ビーダブリューインダストリアルディベロップメントが開発したマルチテナント型物流施設の一部を賃借のうえ、物流施設として稼働していく。
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