柏の葉でパーソナルフィットネスアプリの提供を開始、三井不動産とアリストル:スマートシティー
三井不動産は、UDCKタウンマネジメントとともに、千葉県柏市で生活する地域住民を対象に、ポータルサイト「スマートライフパス柏の葉」の新サービスとして、アリストルのパーソナルフィットネスアプリ「Beatfit」を提供し、住民への健康効果を検証している。
三井不動産は、UDCKタウンマネジメントとともに、千葉県柏市で生活する地域住民を対象に、ポータルサイト「スマートライフパス柏の葉」の新サービスとして、アリストルのパーソナルフィットネスアプリ「Beatfit」を2022年12月1日に提供開始した。
利用者の運動習慣率向上や肥満度の低下といった健康増進効果を可視化
Beatfitは、プロトレーナーの指導で運動が行えるフィットネスコンテンツを提供するオンラインヘルスケアサービスで、健康経営を推進する企業とフィットネスジムが導入している。
具体的には、ストレッチや筋トレ、睡眠を中心に、ウオーキングやランニングなどの有酸素運動も含めた全12ジャンルで、750以上のコンテンツを提供しており、幅広いコンテンツの中からユーザーに合った運動が自動でおすすめされ、運動に慣れていない人でも気軽に楽しく続けられる仕組みも備えている。
今回、三井不動産は、スマートライフパス柏の葉にBeatfitを搭載することにより、柏の葉エリア全体でBeatfitの利用を促進し、利用者の運動習慣率向上や肥満度の低下といった健康増進効果のエビデンスを可視化する。
加えて、健康診断情報などと連携し、より個人に最適化された運動メニューの提供を行う予定だ。こういった一連のサービス提供を通じて、利用者の健康増進効果を検証する。以上の検証結果は、柏の葉スマートシティコンソーシアムの活動を介して、自治体に共有し、柏市全体の課題解決に活用することも目指す。
なお、アリストルは、Beatfitの提供を契機に、柏の葉スマートシティコンソーシアムに参画しただけでなく、将来は人流分析などを使用して、三井不動産とともに、スマートシティプロジェクトを発展させる。また、今回のケースをモデルとして他の地域にも展開する。
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