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福岡県小郡市で延べ2.3万m2のBTS型物流施設が着工、シーアールイーリテール&ロジスティクス

シーアールイーは、福岡県小郡市で開発を進めていたBTS型物流施設「ロジスクエア福岡小郡」の起工式を2022年12月7日に開いた

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 シーアールイーは、福岡県小郡市で開発を進めていた物流施設「ロジスクエア福岡小郡」が2022年12月7日に着工したことを同日に発表した。

開発地から約200メートルの場所に甘木鉄道の「今隈」駅が位置

 「ロジスクエア福岡小郡」の開発地は、九州自動車道、長崎自動車道、大分自動車道の結節点である「鳥栖ジャンクション」から約5キロ(車で約4分)の「筑後小郡インターチェンジ」に隣接し、近くには主要地方道「久留米筑紫野線」や県道「本郷基山線」「国道 500号線」などの幹線道路が配置されており、交通利便性に優れる。加えて、開発地から約200メートルの場所には、甘木鉄道の「今隈」駅があり、労働力を確保しやすい。

 周辺は、「小郡市都市計画マスタープラン」で、工業と流通施設を集積するゾーンとして位置付けられており、既に「筑後小郡インターチェンジ地区地区計画」が策定されている。

 ロジスクエア福岡小郡は、入居するテナント企業の要望に基づき、地上4階建て(倉庫3層)の普通倉庫棟と平屋建ての危険物庫棟(4棟)で構成される。倉庫棟は、外壁に金属断熱サンドイッチパネルを採用し、床荷重は1平方メートル当たり1.5トン(2.5トン フォークリフト対応可)として、有効高さは5.5メートル以上とし、照度は平均300ルクスを確保する。


「ロジスクエア福岡小郡」の完成イメージ 出典:CREプレスリリース

 庫内の昇降設備については、2基の荷物用エレベーター(積載荷重が4.1トン)と2基の垂直搬送機を備える。さらに、事務室と庫内トイレの増設、庫内空調設備設置で必要な配管ルートや室外機置場の確保など、入居テナントの将来ニーズにも対応する仕様に仕上げる。

 環境配慮に関しては、全館にLED照明や人感センサー、節水型衛生器具を取り付ける他、事務所やエントランスの天井面には九州産の国産天然木材を使った型枠材を採用して、内装仕上げ材としても兼用することで建物自体の炭素固定を促し、CO2を削減する。こういった取り組みにより、「BELS評価」と「CASBEE-建築(新築)」を取得する予定だ。

 また、エンバイオ C・エナジーが提供する太陽光発電システムを導入する見込みで、屋根に設置する太陽光パネルで発電した自然エネルギーを今回の物件で自家消費する見通しだ。

ロジスクエア福岡小郡の概要

 ロジスクエア福岡小郡は、S造(一部SRC造)地上4階建ての普通倉庫棟と平屋建ての危険物庫棟(4棟)で構成され、総延ベ床面積は2万3913.44平方メートル。所在地は福岡県小郡市山隈で、敷地面積は1万5988.80平方メートル。主要用途は倉庫(倉庫業を営む倉庫)。設計・施工は松尾建設が担当し、着工は2022年12月7日で、竣工は2024年2月28日を予定している。

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